SharePoint :ユーザー Webパーツのレイアウトに「中(Medium)」が加わった

なんだかすごく久しぶりにWebパーツネタで記事を書いている気がします。一時期Webパーツが追加されたりアップデートが頻繁にあった時期があった気がするけど、ここ最近は新規追加は全くないですよね。さて、今回の記事のネタも地味っちゃ地味です。

2022/09/09 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼SharePoint : ミディアム ピープル カードがユーザー Web パーツの一部として利用可能になりました

ユーザー Webパーツって使ってますか?名前の通りユーザーをカード形式で表示させるパーツなんだけど、例えば部門・部署ポータルサイトのホームのページであれば少ないメンバーだったらメンバー全員をカードで表示させてもイイし、他にもサイト管理者の紹介などにも使えます。ニュースやホーム以外のページであれば、内容のコンテンツに関わる人の紹介でもイイですね。例えば新製品が発売された事を社内アナウンスするためのニュースであれば、その製品担当者やインタビュー内に登場する人物をカードで紹介したり。

そんなユーザーWebパーツですが、過去に記事を書いていました。

SharePoint :ユーザー Webパーツをあらためて触ってみる ( People Web Part )

3年前の2019年10月に書いた記事だけど、この頃はレイアウトが「コンパクト」「説明」と2種類あって、つまり大きさが大小あるという事と、コンパクトの方は小さなカード、説明の方は大きいカードの中に独自にリンクや説明文を入力できるようになっています。

それが今回のアップデートで大中小と3種類のレイアウトになりました。僕の環境で展開されていたので見てみます。

▼ユーザーWebパーツを追加

▼ユーザーを追加

▼既定は「小さい」

このように元々あったレイアウトも名前が変わっていて、「コンパクト」→「小さい」、「説明」→「大きい」になっています。そして新しくなぜか Medium とここは英語で表記されているレイアウトが真ん中に加わりました。これ…「小さい」「大きい」だと日本語になったらどんな表記になるんだろう?「中くらい」?(笑) 普通に「小」「中」「大」でイイと思うけど。

▼3種類のレイアウトを比較

どれもマウスホバーさせると更にカードが表示され、更に1秒くらい待つとカードが広がります。

▼「小さい」レイアウトであってもマウスホバーすれば詳細なカードが表示される

なので、名前と役職と小さな顔写真をコンパクトにズラっと表示させたいなら「小さい」で十分かと思います。「ページに名前を表示させたい」という要件に対してテキストWebパーツに手入力で名前を書くよりも、こっちの方が編集もラクだし、役職が変わったり仮に結婚して名前が変わったりしても Aure AD の情報さえ変わればこっちはメンテナンスする必要もないし、閲覧する側もマウスホバーしたら表示されるカード内からメールやチャットも開始できるので利便性高いですよね。なので正直僕は「小さい」だけでも十分かと思います。

ただ、「Medium」「大きい」はプロファイルリンクとユーザー説明が追加できる点があります。プロファイルリンクはただURLを入力するとリンクが作られるので、あらためてリンクを追加するようなWebページがあるのか?というとあまりなさそうだけど、ユーザー説明は場合によってはイイかもしれないですね。例えば部署ポータルなら実際にどんな業務を担当しているのか?とか、一言アピールみたいな事ができますね。

▼こんな感じでしょうか

で、 Medium と 大きい の差は、

▼ユーザー説明の文字数

Medium は50文字、大きい は255文字以内です。これ英数半角だろうが日本語だろうが1文字は1文字でカウントされますね。なので、より多くの説明を入れる必要があれば「大きい」を選びますが、個人的には Medium で十分かと思います。そういう意味でも良いサイズ感のレイアウトが追加されましたね。

■気になる点:日本語は50文字全部表示されない…

大抵は日本語は大丈夫かな…という点は疑った方が良いと思います。今回も試しました。

▼上は日本語、下は英語でそれぞれ50文字ちょうどを入力

ここですでに日本語は2行しか表示されておらずスクロールバーが表示されちゃってる点が怪しい。このままページを保存すると、

▼あぁぁ…

やはり、日本語は途中で切れちゃってますね。36文字しか表示されません。これはちょっと…(笑) まぁ、とりあえず簡潔な説明文にしておきましょう。一方「大きい」の方はどうなのか?えっと…検証面倒なのでやりません(笑)とにかくここはちょっとおそらく言語の関係で怪しい挙動になっているので気を付けましょう。

という事で、なんだか最後は微妙な感じになってしまいましたが、うまくレイアウト使い分けてみてください。

TAICHI