Microsoft Teams のアプリに Microsoft Lists アプリが登場したのが去年の9月。え?もう1年以上経ったんだ…月日が流れるのは早い(←オッサン的発言)。まずこの話をする前に2点だけ復習して確認します。
そもそも Microsoft Lists が登場して1年経過していて、出たタイミングで Microsoft Teams の Lists アプリもほぼ同時期に出た感じですね。
そしてこの記事内でも紹介したのが、 Lists タブならではの機能がアイテムから会話ができる点。これは Microsoft Lists 側から利用したら実現できません。 Microsoft Teams のチームのチャネルに Lists タブとして追加するからこそできます。リストのアイテムからチャネルで会話が簡単にできるんですよね。なのでアイテムについてメッセージで会話をしたい場合にすぐにスレッドを立てられて、アイテム側から会話を見る事もできるし、スレッド側にもアイテムへのリンクがあるので便利です。
一方、 Microsoft Lists 自体のコメント機能とは?というところは以下の記事を参照してください。
つまり、アイテムに対してコメントができる機能です。しかしこの頃には Microsoft Lists 側からはコメント機能は利用できたけど、 Microsoft Teams の Lists タブ側からは利用できなかったんですよね。
そこでようやく本題です。これは2021/10/11付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに公開された以下のメッセージに該当しそうです。
▼(更新)Microsoft Teamsのリスト: チームのリスト アイテムに対するコメントと@mentionのユーザー
では、まず上の記事内の昔のスクショと現在のスクショで見比べてみます。(古い方は既定のテーマ、現在はダークテーマ)
▼約1年前の Lists タブ内でアイテムを開いたところ
▼現在
これでは違いがわかりにくいと思うので、該当部分(画面右上)を拡大して再度比較します。
▼約1年前
▼現在
この通り、1年前にはなかった「コメント」というメニューが現在は追加されています。
ここからは色々触ってみます。
▼「コメント」をクリック
▼コメントを送信できます
▼メンションもできます
まぁ、 Microsoft Lists 側から利用した時と同じ使用感なので、以下省略します。相変わらずコメントは削除できるけど編集はできないですね。
Microsoft 365 が好きで日常から情報をキャッチアップしている人であれば、僕のブログだったり他の色々な情報から、このようにアイテムに対してメッセージを付け加える手段として2種類あり、どちらの特性も把握していれば良いですが、そういう人はユーザー全体から考えると希少種です。多くの人は特に新しい機能は追っていません。そんな時に、
▼「コメント」「会話」が並んでいる
こんな状況だったら混乱しますよね。とりあえずどちらもクリックしてみると、どちらもメッセージを追加できるわけで、どちらを使えばイイの?となりそうです。そしてメンバーの中でもコメントを付ける人もいれば会話を開始する人もいた場合、トラブルの元にもなりそうです。例えばこのリストはインシデント管理のリストですが、
▼会話を開くと、これは大事なインシデントである、との記載が
▼コメントを開くと、これは無視して良いインシデントである、との記載が
極端な例だけど、このようにメンバー内でバラバラに利用すると情報が分散して意見のすれ違いがあっても気が付かない場合も出てくると思います。インシデント管理でこういうすれ違いがあれば大きなトラブルにもつながりかねないと思いますがいかがですかね。
という事で、コメントと会話の使い分けに関しては正解はないと思うし僕も実際に業務でガッツリと併用していないので想像の域ですが、上で紹介した記事の最下部に少しだけ検討材料は記載しています。再度リンク置きます。
あとはチーム内で話し合ってどのように使っていくのかを合意しておくと良いかもしれないですね。
ちなみに…
▼「コメント」と「会話」、どちらも同時に開くことができました
僕のブログの記事を最後まで読んでくれている人ってどれだけいるのかわかりませんが、最後にちょっと記事ネタとは関係ありませんが、ブログ開設からおよそ5年で、とうとう記事数が1000記事になりそうです。
この記事で991件なので、カウントダウンです。1000という数字は大したことないようで、我ながら大したことあるなぁと思っています。別に記念イベントをやるわけでもありませんが、なんかお知らせしておきます(笑)