SharePoint :「サイトのページ」ライブラリに列って追加できないんだったっけ?

先日、このようなメッセージが Office 365 のメッセージセンターにあがっていました。つまり、ニュースやモダンページでも追加した列が利用できるようになりますよって事でしょうか。で、その列を使ってカテゴリー分けしたりグループ化できると。

このメッセージを読んだときに「ん?」って思ったんです。
ページライブラリもライブラリでしょ?
ライブラリに列の追加って別に昔からできる事じゃん?
って。

ただ、ページのライブラリに列を追加する事って僕の経験則では滅多にないというかやった記憶がないです。そもそもこれまで仕事で携わってきた SharePoint のサイトはリストとライブラリで構成されており、ホーム以外にページを作成する機会自体があまりなかったです。つまり、これまでもページライブラリに列を追加できたかと言われたら自信もって答えられません。

メッセージでこれが新機能として実装される予定であると言っているならば、現時点ではどこまでできてどこまでができないという事を調べてみたくなりました。

検証はモダンの方のチームサイトで行いました。

▼「サイトのページ」ライブラリにはHome.aspxとニュースとしてNews001.aspxがあります

モダンUIではビュー上から列の追加もできるけど、過去にちょっと変な挙動を確認した事もあるので、念のために従来の方法で列を追加します。

▼デフォルトの列情報

▼こんな感じで選択肢列を追加します

▼あれ?列、追加できましたよ!

▼ほら、ビューにも列追加されてる。

ただ、ここからなんです。

じゃ、実際にページに新規追加した「カテゴリー」列に値を入れよう。

▼はて…「カテゴリー」列がない!

▼こっちも「カテゴリー」列がない!

もう一度、ライブラリの設定画面の列情報をよく見ると…

▼あ、「カテゴリー」列は「サイト ページ」コンテンツタイプがない!

列の追加した時のスクショ見ればわかりますが、作成時に「すべてのコンテンツ タイプに追加」にチェックされていたのに、「サイト ページ」コンテンツタイプには追加されていないんです。

じゃ、コンテンツタイプに列を追加しよう!

▼ここから設定画面へ

▼このコンテンツタイプ、削除する以外なにも設定ができない!

つまり、ページライブラリに列の追加はできるけど、「ニュース」「ページ」つまり「サイト ページ」コンテンツタイプとしては利用できなく、おそらくそういう意味で今後、列の追加ができますよ!って意味だったのかなぁと。

試しに、Wikiページを追加してみます。

▼Wikiページには「カテゴリー」列はありました

そして、コンテンツタイプで列が表示されていなくても、ライブラリ自体には列が追加されているので…現状でも、列を追加した後にニュースを作成すると、選択肢列の初期値は埋め込まれます。

▼列を追加した後にニュースを作成(News002.aspx)したら、そこには「カテゴリー」列に初期値が入力されていました。

それと、ニュースとして作成したページを編集でコンテンツタイプをWikiページなどに変更すると、

▼このようにニュースだけどカテゴリー列は表示でき、編集できます。

この後にこのニュースはコンテンツタイプを変更しても普通に利用できますが、本来であれば適切なコンテンツタイプではないので、良い利用方法ではないですね。ちなみに一度コンテンツタイプを変更するとその後は少なくとも SharePoint のUI上からは元のコンテンツタイプに戻すことはできませんでした。

そもそも SharePoint において説明するのが難しい用語ランキングがあったとしたら殿堂入りしそうな「コンテンツタイプ」。これが絡むから難しいですね。

メッセージセンターのメッセージが言っている「ニュースやモダンページに列が追加できる」という新機能がどんなものなのかはよくわかりません。もしかしたら普通にライブラリに対して列が追加できる事がニュースライブラリでもできますよって意味ではなく、ちょっと違った機能やUIが用意されるかもしれないです。それは…今後のお楽しみですね。

結局、これまで調べた通り、通常方法では列を追加して利用する事はできないわけで、それが SharePoint でいわゆる掲示板的な利用方法を「お知らせ」リストなどリストからニュースなどのページに切り替える時に躊躇する要因の一つかと思いますが、やはりこのように徐々に機能が追加されてきて、今後はニュースやページの利用が増えていくのでしょうか。

まだ本ブログには記事として取り上げられていませんが、ハブサイトも出てきました。これを利用するにもニュースは大事な役割なのかなと思います。

Microsoft Teams :お楽しみツール(GIF、絵文字、ステッカー、ミーム)を安心して利用するには

以前、GIFに関しては以下の記事を書きました。

Yammer / Teams :「GIF」ってなんだろ?

GIF機能は Teams では Giphy というサービスを利用していて、更に国内利用の場合は著作権にも注意した方が良いという事も書いています。

では次の疑問点として、GIF以外のお楽しみツールに関しては、気にせず利用できるのか?というところ。これに関してはなかなか自力で調べるのは厳しいので、困った時のサポートで問い合わせしました。大事な事ですからね。
ただ、珍しい質問内容だったのか上位担当部門への確認がありちょっと回答に時間がありました。(いつも面倒な質問ばかりして Microsoft のサポートの方々、申し訳ないです。しっかり評価させていただきます。)

質問内容は要約すると大きく以下の2点

  1. 絵文字、ステッカー、ミームもGIFのようにサードパーティーサービスを利用しているのか?
  2. 利用について著作権を気にせずにユーザーに利用してもらって問題ないか?

回答内容だけど、正直僕には敷居が高い内容でした。というのも、「オンライン サービス条件 (OST)」なるものを参照してください、という案内だったからです。

オンライン サービス条件 (OST)
https://www.microsoft.com/ja-jp/Licensing/product-licensing/products.aspx

ここからダウンロードできる Word ファイルは細かい文字で45ページもあるんですよ。しかも内容は僕みたいな人間には理解するのに時間がかかりそうな…。(興味がそんなにないから余計…。)
絵文字、ステッカー、ミームの利用については、 Word ファイル内の「標準条件」「映像標準」部分が該当らしいです。興味があれば読んでみてください。

で、質問内容1のGIFがGiphyを利用しているように他にサードパーティーサービスを利用していないか?という質問。

絵文字は「 emoji one 」というサービスを利用しているようです。あの日本人的感覚では微妙な絵文字…(ゴメンナサイ!)。

EmojiOne
https://www.emojione.com/

サードパーティーサービスを利用するにあたっては、上述の Word 内の「第三者のソフトウェア コンポーネント」を参照くださいとの事です。

ステッカーとミームに関してはサードパーティーサービスは利用していないそうです。なので、上述の Word 内の「標準条件」を参照くださいとの事。

で、結局 Word を全部読めてもいないし、ましてや理解なんてできていませんが、
僕なりに現時点の答えを出してみました。

絵文字、ステッカー、ミームに関しては、 Microsoft Teams で利用の範囲内であれば問題ない。

かと思います。

僕の経験則では著作権に関してはほぼ無関心な人が多いと思っています。また、従業員教育などをしている企業も少ないと思っています。少なくとも僕が所属していた今までの組織内ではなかったです。逆に僕の方から問題提起をしたのに有耶無耶にされてしまった事なら何度かありますが。
なのでこれらも「別に…ねぇ…社内利用だし…閉ざされた空間だし…」というところが本音でしょうけど、念のため気を付けるなら、GIFのみ無効にしておくのが落としどころでしょうかね。

▼ Office 365 管理センター > 設定 > サービスとアドイン > Microsoft Teams ではこんな設定

▼ちなみにチーム単位での管理設定では「お楽しみツール」内に説明文には「GIF」も記載されているのに、なぜか設定にはGIFの有効・無効はない

つまり、チーム単位ではGIF機能を無効にする事ができないので、テナント単位の設定となりそうです。

SharePoint :モダンUIのビューで列幅の変更ができない(たぶん一部のテナントの限定的な不具合)→原因の切り分け方法

※これは昨日書いた記事なので、下記で「今朝」と言っているのは昨日の事です。


まずは正常動作のおさらいから。 SharePoint Online のモダンUIのビューでは、列幅が変更できます。

▼列と列の境目あたりにマウスホバーをすると「 | 」が表示されます

▼それをドラッグすると「 | 」が変化します(シャドウが付くというか光るというか滲むというか)

▼その状態で動かすと列幅が可変します

それが、今朝、列幅を広げようとしたら広がらないんです!

▼ドラッグしても「 | 」に変化もなく、そのまま動かしても列幅は動きません
この枠が出る挙動はビュー内のアイテムをドラッグして複数選択する際の挙動です。

この手の不具合はおそらくちょくちょくあるのではと思いますので、本記事はそれを記録するためではなく、こういう場合に、何が原因かをある程度特定する時にどうしたら良いか?というのを技術力を特に持ち合わせていない自分なりの方法があるのでそれを記録する目的の記事です。

過去にも色々なトラブルがありましたが、意外と考えずに慌てて原因の切り分けや特定をうまくできない・しない・しようとしない人が多かった気がするんです。自分も別に得意というわけではないけど、これまで原因の範囲をかなり絞る事はできていたと思います。絞ってターゲットを狭める事で、他メンバーと連携したり、 Microsoft のサポートを頼れば、早期解決につながるのかなと思います。

今回においては以下の視点から調べてみます。

【1】ブラウザが原因か?
【2】PCが原因か?
【3】サイトが原因か?
【4】テナントが原因か?
【5】全体でトラブル?

では1つずつ。

【1】ブラウザが原因か?

何らかのアップデートを行ったせいで、ブラウザによって挙動がおかしくなるケースも考えられます。
手持ちの IE11 , Edge , Firefox , Chrome で確認しました。これだけ調べればとりあえずOKでしょう。同じサイトを全て試したら全ブラウザで同じ事象を確認しました。つまり、ブラウザが原因ではないという事かなと考えられます。

【2】PCが原因か?

使っているPCがなんらかの原因がある場合もあります。
この場合は、他のPC利用するなり、周囲の人に同じ確認をしてもらえば切り分けができますね。今回は隣の人にも確認してもらったら同じ挙動だったので、PCが原因ではなさそうです。

【3】サイトが原因か?

サイト内の操作やカスタマイズが原因という事も考えられます。特に自分が管理していないサイトだった場合、サイト管理者などが何をしているのかは把握できませんからね。
この場合は、他のサイト、サイトコレクションを確認します。調べると、まったく別のサイトコレクションでも同じ事象を確認しました。つまり、そのサイトが原因ではなさそうです。

【4】テナントが原因か?

テナント単位で何かしらの不具合などがある可能性も考えられます。
こうなると利用できるテナントが複数ないと調べようにないですけどね。僕の場合は会社でも複数テナントがあるし、プライベートで契約しているテナントもあるので確認できます。すると、他のテナントでは事象は確認できませんでした。つまり列幅は可変します。

【5】全体でトラブル?

これは【4】の確認ですでに答えは出ていると思います。

 

という事で、事象のあったテナントに問題がありそうです。(100%そうだと言い切れるほどの確認ではありませんが。)ま、明日確認したらシレっと直っている事を祈ります。

まぁ、トラブルや繋がりづらいなどは付き物だと思って割り切るしかないけど、このようにちょっと調べると原因の切り分けが少しはできるのかなと思います。

また、中には即対応しないと困る場合もあるかと思いますが、その場合に、Microsoft のサポートに連絡する場合も、こちら側で少しは調査した結果を一緒に添えると良いかもしれないですね。

このようにトラブルが起きた場合に原因特定と対策は必要だけど、まずは原因の切り分けがうまくできるようになると結構良いのかなと思います。あくまでも僕の場合です。

SharePoint :モダンページやニュースの下部にページの利用状況情報が表示

Ignite 2017 で発表された SharePoint のアップデートの中に、ページやニュースの下部にページの利用状況情報が表示されるという話がありました。

SharePoint pages and image editing updates in Office 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/SharePoint-Blog/SharePoint-pages-and-image-editing-updates-in-Office-365/bc-p/164833

▼メッセージセンターでは2/27にメッセージがありました。

が、なかなか僕のテナントに反映されず…ようやく最近反映されました。
英語名では上述のページを見ると「Page usage information」という名前らしいです。とりあえず「ページの利用状況表示」とこの記事では書きます。

ページの利用状況表示はサイトのホームページを除いたモダンページに表示されます。つまりクラシックUIのページには表示されません。(そもそも今後もクラシックUIのアップデートはない、もしくは滅多にないと思いますが。)

▼モダンページ下部に「ページの利用状況表示」があります。

▼拡大

・「いいね!」
・「コメント」
・表示回数

機能としてはシンプルにこの3点ですが、それぞれ何ができるのか?を探ってみます。

[1]いいね!

▼クリックすると「これにいいね! しました」と表示が変わります

若干わかりにくいのがいいね!をした後にこのエリアを再度クリックする時は、
指アイコンとテキストでクリック後の挙動が違う事です。

▼指アイコンにマウスホバーするとツールチップが表示されますが、ここをクリックするといいね!を解除します。

▼しかし、テキスト(「これにいいね!しました」)をクリックするといいね!したユーザーの一覧が表示されます。

これはちょっとわかりづらい。最初、一度いいね!したら解除できないかと思ってしまいました。あと、クラシックUIの頃からそうだったけど、誰が評価をしたのかがわかるのは嫌だという人が多いので、表示のオンオフもできたら良いなぁと思います。(これがわかるからなかなか利用されない機能だったりも。)

▼ちなみにサイトのページライブラリの列で「いいね!数」「コメント数」は表示可能です。ビュー上でこれらの数を知る事もできますね。

いいね!をやめたい場合は?

▼サイトのページライブラリの評価の設定はいいえになってる…

どうやらこのいいね!は評価機能とは別らしいです。つまり「いいね!」単体で非表示にする事はできなそう?というのが現時点での僕の見解です。

[2]コメント

これはもっとシンプルで、元々モダンページやニュースには下部にコメント欄があります。これまでにも以下の記事を書いてきました。

SharePoint :モダンページ/ニュースのコメントがオンオフできる
SharePoint :SharePoint 管理センターでサイトのページのコメントの有効/無効

▼「コメント」をクリックするとページ内リンクでコメント欄に移動されます

▼コメントをすると「1件のコメント」と表示が変わるので、何件のコメントがあるかもわかります

では、コメント自体をページでオフにしたら?

▼編集モードでコメントをオフにした時点でページの利用状況表示のコメントも非表示になりました

[3]表示数

これは更にシンプルでただただ表示数を表示するのみで特にクリックできたり、誰が表示したのか?はここからはわかりません。

以上です。

ここらへんの閲覧者からの反応がわかるのは情報提供者(ページやニュースの作成者)のモチベーションアップにもつながるので良いですね。利用状況などもこれまでも機能はありましたが、見るまでに何クリックかあってダルかったのですが、これなら即見る事ができますしね。
過去に何度か書いてるけど、これまで通達・連絡あたりをお知らせリストを使っていたのが、やはりマイクロソフト的にはニュースを使う方向にかなりシフトしていって、新機能が続々と追加されますね。

ただ、それでもこのページの利用状況情報を無効にしたい場合も想定し、無効にできる方法をメッセージセンターのメッセージにて紹介していますが、う~ん… PowerShell かぁ…。テナントレベルでもサイトレベルでも無効にできるようだけど、これもそのうちボタンで設定できるようになってくれるとうれしいですね。

以下、メッセージセンターのメッセージ(英語)から抜粋

To disable on a tenant level:
Set-SPOTenant -SocialBarOnSitePagesDisabled $true

(*The following are example PowerShell commands*)
To disable on a site level (for https://contoso.spgrid.com site):
Set-SPOSite -Identity https://contoso.spgrid.com -SocialBarOnSitePagesDisabled $true

SharePoint : Office 365 グループのホバーカード??

数日前にメッセージセンターに上記のメッセージが表示されました。ホバーカードってなんでしょう?実際にチェックしてみます。

Office 365 Groups のグループに接続された SharePoint のチームサイトが対象です。グループ名にカーソルを合わせると表示されるという事ですが、つまり SharePoint のサイト名の部分ですね。カーソルを合わせるというのはマウスホバーするだけではなく、サイト名をクリックすると表示されます。

▼サイト名をクリックするとホバーカードが表示されます

▼ここから Office 365 Groups のグループが利用できる色々にアクセス可能です

▼ここをクリックすると

▼グループ一覧が表示され、メンバーの追加が可能です

▼「参加済み」をクリックすると

▼脱退できます

つまりこれらはメッセージセンターで記載されていますが、Outlook で Office 365 Groups のグループにアクセスした際の、ヘッダー部分と同じような事が SharePoint からでもできますよという事でしょうかね。

▼Outlook の Office 365 Groups のグループの上部

様々な場所から同じ操作ができるという事がUX向上につながるという事ですね。ユーザー目線からだと色々が色々なところからというのは…その変化に付いていけずに混乱というネガティブな考えも出てしまいますが、個人的には一般的なWebサイトではサイトロゴやサイト名をクリックすると、そのサイトのホームページにリンクされるので、ロゴとサイト名でクリックする挙動が違うなど、SharePoint のクセである事をエンドユーザーにまで周知しておく必要はあっても良いかも?

▼こんな感じ

ちなみに、Office 365 Groups のグループに接続されていないモダンページのサイト名はクリックしても何もアクションはありません。

更に言うと、モダンUIとクラシックUIはユーザーが切り替えできますが、この位置関係を見るとサイトアイコンの右隣のテキストの役割が違うから結構混乱しがちですよね。モダンUIでは一貫してサイト名だけど、クラシックUIはその場所によってアプリ名だったりしますからね。

▼「ドキュメント」ライブラリのモダン/クラシックの比較

SharePoint :モダンUIのWebパーツに「コネクタ」カテゴリ登場(まだ粗削りでバグっぽいものも)

少し前からアナウンスはあったのですが、モダンUIのWebパーツに新たなカテゴリ「コネクタ」が登場しています。これ、毎日僕のテナントで確認していたのになかなか登場してこないなぁと思ったら、確認しているサイトコレクションとは別のサイトコレクションで確認したらなんと表示されていました。

未だに表示/非表示のトリガーが何かはわからないのですが、同じテナント内でも表示されるサイトと表示されないサイトがあるようです。(わかり次第記事にしようと思います)


[ 2018/03/14 追記 ]

「コネクタ」カテゴリの利用可否の条件について、その後、 Microsoft MVP である太田さんに教えてもらいました!(ありがとうございます)

Office 365 グループ に接続されたチームサイトのみが利用可能だそうです。

【参照】コネクタの web パーツを使用します。
https://support.office.com/ja-jp/article/-db0756aa-f78f-4b74-8b19-be5dca0420e1


▼ずっと「コネクタ」カテゴリが登場してこなかったのですが…(未だに登場しない)

▼別のサイトレクションでは登場していました

どちらも同じニュースページなんですけどね。あ、あと「計画とプロセス」というカテゴリもあり、 Planner がありますね。

▼「コネクタ」カテゴリの「すべて表示」をクリックすると

このように利用できるコネクタの一覧が表示されます。パっと見る感じ、これは Microsoft Flow のコネクタにも言えるけど、僕は利用した事のないサービスが多くてよくわからないものが多いです。

ただ、無理してこれらサービスを知ろうとしなくても、自分が普段利用しているサービスがあれば使ってみる、程度の考えで良いかと思いますね。

そこで、今回は RSS と Google アナリティクス を試してみました。

▼ RSS をブっ込みました。

ページ内には「Office 365 コネクタ」が表示されているので、おやっと思いましたが、右パネル内は RSS でした。適切に設定します。

▼こんな感じで表示されました。

粗削りな感じで視認性はちょっと悪いですね…。

▼少し拡大します。

このようにタイトルと本文の少しが表示され、「”記事タイトル”の続きを読む」というリンクがあります。
ここにちょっとバグっぽいものを発見しました。記事タイトルをクリックすれば記事ページが表示されますが、「の続きを読む」をクリックするとエラーになります。

▼エラーに。

よく見るとURLがおかしい事がわかりました。僕のブログのドメインは[ https://art-break.net ]なんだけど、ここでは[ htp://art/-break.net ]と途中で[ / ]が入ってしまっています。タイトルをクリックすれば問題ないのですが、要注意。

次に Google アナリティクスです。

▼ブっ込みました。

やはりページ内では「 Office 365 コネクタ 」が表示されますが、右パネルは Google アナリティクスです。概要レポートを受け取る頻度は「毎日」「毎週」「月1回」を選べます。

▼こんな感じの結果が表示されました。

▼拡大します。(恥ずかしので数字はボカシています。)

最低限の情報が表示されます。 可読性は RSS よりはマシ。

こんな感じで自分の中で身近な2個のコネクタを試してみましたが、現時点ではバグもありつつ粗削りな感じなので今後に期待という感じです。

ところで、その後にちょいちょい気になった「Office 365 コネクタ」を追加してみました。

▼ブっ込みました。

ん?これは Microsoft Teams でコネクタを追加するUIに似ていますね。っていうかこの中に一覧にあった RSS などもあるし、一覧のコネクタ以上の数があります。

▼つまり…Webパーツ追加の「コネクタ」カテゴリ内のコネクタが全てではなく、

▼「Office 365 コネクタ」を追加した際に表示される右パネル内が全てであり、

Webパーツ追加の「コネクタ」カテゴリ内は、「Office 365 コネクタ」を追加した際に表示される右パネル内から、主要なコネクタを表示させているだけなのでしょうか。

▼ここでは「すべて表示」って書いてあるのに…。

と、色々まだ課題が残っている感じですが。

Microsoft Teams でもコネクタを色々利用できるし、SharePoint の方も色々できるようになりました。色々なアプリで色々な事ができる事は良いのですが、特に機能がカブっていると使い分けがわからない!という Office 365 定番の悩みが出てしまいますが、個人的には使いたいものを使えば良いと思っています。環境によっても違いますしね。
Microsoft Teams を利用NGにしている企業のユーザーにとっては、SharePoint でコネクタが利用できるようになるのはうれしいかもしれないし、Microsoft Teams を利用OKな企業のユーザーにとっては、Teams がチーム内コミュニケーションの基盤(にしたい)なのであれば、SharePoint はやはり裏方にして、 Teams が母艦という位置付けとすれば良いだろうし。

好きに使えば良い!という前提には、何ができるのか?をある程度把握する必要があるんですけどね。大変ですよね…。

SharePoint :CSSによるデザインカスタマイズで指定するidやclassで気を付けたい点

SharePoint (今回はクラシックUI)でCSSによるデザインカスタマイズを行う際に、既存のidやclassを利用してスタイルを上書きしていくアプローチがあります。特に SharePoint Online においてはマスターページをゴリゴリとイジるよりも低リスクな方法です。

ところで、利用するidやclassにも気を付けないといけない点が色々あります。過去に以下のような記事を投稿しました。

SharePoint のページにオリジナルのCSSを適用させる方法について

この記事内の「■指定したWebパーツのみ適用させたい場合」という部分で、「#WebPartWPQ1」「#WebPartWPQ2」…に関しては数字部分がWebパーツを消したりすると入れ替わってしまうので、特定のWebパーツを指定したい場合には気を付けないといけないと書きました。
指定したWebパーツに対してデザイン変更をしても、その後でWebパーツを削除してしまったりすると、別のWebパーツに対してデザインが当たってしまう恐れがあるからです。

このWebパーツ内の数字が入っているidやclass以外にも、Webパーツ内外関係なく数字が入っているidやclass全般で、利用には注意が必要だという事を最近再確認しました。

トップリンクバーのデザインカスタマイズをした際に、その後検証作業をしていたら、外部ユーザーでアクセスした時にデザインカスタマイズが適用されていなかったんです。外部ユーザーだからなのか?アクセス権限の違いなのかの特定はしていませんが、サインインしているユーザーによってidの数字が違う事がわかりました。

▼カスタマイズをしていた時のユーザーでトップリンクバー部分のソース

zz11_TopNavigationMenu
zz12_RootAspMenu

▼外部ユーザーでトップリンクバー部分のソース

zz6_TopNavigationMenu
zz7_RootAspMenu

え~!数字が変わってる!

って事で、別のidを指定して問題は解決しました。

idやclassに数字が入っている場合は気を付けろ!と日ごろ思っているのに、ちょっと油断して利用しちゃいましたが、このように外部ユーザーか否か(もしくはアクセス権限の相違)によっても変わってしまう事がわかりました。

どちらが原因かを僕が調査しないのは、時間がない事もありますが、結局は数字の入ったidやclassを極力利用しなければ良いからです。

ただ、数字も例外があって、 SharePoint のソースを調べると良く見かける「#s4-workspace」など「s4」について。数字が入っているけど、この「4」は変更されることはないので安心して使います。

このようなお作法がたくさんあるので、いくら優秀なコーダーのいるWeb制作会社であっても、SharePoint のスキルや経験がないとカスタマイズは厳しかったりするんですよね。

SharePoint : SharePoint 管理センターの「ユーザー プロファイルの管理」のちょっと誤解がありそうなUI

冒頭から関係ない話ですが、本日3/8は僕の誕生日です。めでたく42歳になりました。加齢臭漂うオッサン真っ盛りです。遅くに結婚し子供ができ、息子は今月17日で2歳。息子が成人する頃は僕は60歳。お爺さんですね。孫の顔は見られるのかな?とか真面目に考えてしまいます。僕の夢は早めに仕事は引退をして、たくさんある趣味を楽しむ事。そして、ジジイになってもギターを弾いていて、孫に「おじいちゃんカッコイイ!」と言われる事!また、仕事はすぐにでも引退したくとも、 Office 365 は趣味で続けたいですねぇ。なんて考えつつ…本題へ…


▼SharePoint 管理センターの「ユーザー プロファイル」

ここは SharePoint 2007 のサーバーの全体管理からアイコンも含めたデザインは変わりないので、以前から SharePoint を触っていた身としては何か郷愁に浸れる画面!?です。今までは変更なかったけど、そのうち新しい SharePoint 管理センター で新しいUIになるんでしょうね。

ここの「ひと」セクション内の「ユーザー プロファイルの管理」をクリックします。

▼表示された画面がこの通り。スッカラカン。ユーザーがいないわけがないのに。

▼拡大すると「プロファイルの合計」は32とあるのに、アカウント名のところには「表示する結果はありません。」と。

これ、慣れている人には何も感じないかもしれないけど、初めてアクセスした人は戸惑いますよね。おそらく開いた状態ではズラーっと昇順か降順でアカウント名が表示されると思いますからね。いや、僕も初めて見た時はそう思いました。

この画面は開いた時には何も表示されなく、検索をしてやっと検索結果を出してくれる仕様なんですよね。

▼「nakamura」と入力して検索ボタンをクリックすると

▼ちゃんと検索結果が表示されます

でも、全ユーザーを一覧から見たい!という場合もあります。どうしたら良いのか?

▼さっきの検索結果でアカウント名に注目します。

ちょくちょく見かけたことがあるかもしれないこのよくわからない「 i:0#.f|membership| 」という表記。

「 i:0#. 」←欧米式顔文字みたい。

▼縦にしてみたら、クチをすぼめたバカボンのパパみたい!

それは置いといて…
アカウント名には必ずバカボンのパパが頭にあるのですが全部入力する必要はないので、「 i 」だけで検索すれば良いですね。

▼「 i 」を入力して検索ボタンをクリックすると

▼全部表示されるはずです。

表示するまでに時間がかかるから画面を開いた時は結果がない状態にしたのかな。とはいえ、サイトコレクションの一覧は画面を開いた時に全て表示されているので、画面によって挙動が違うのはUX的にはあまりよろしくないですね。

SharePoint :ホームページがクラシックUIでそれ以外はモダンUIの時の不可思議な挙動

変な現象を確認したので紹介します。

サイトテンプレート「チームサイト(クラシック表示)」などでサイトを作成しますと、トップページはクラシックUIだけど、リスト/ライブラリなどはモダンUIになります。その場合、ちょっと変な挙動を発見しました。

▼クラシックUIのトップページのリンクなどからカスタムリストに行きます。

▼モダンUIでカスタムリストが表示されます。

▼リストの設定を変更しようと歯車メニューから設定ページへ行くと

▼リストの設定ではなくてなぜか「サイトのページ」の設定画面へリンクされます

ひとつ前のスクリーンショットをよく見ると、

▼カスタムリストが表示されているのに歯車メニュー内は「ライブラリの設定」になっています。

つまり、トップページ(つまり「サイトのページ」ライブラリ内のファイル)から別アプリ(リスト/ライブラリ)に遷移しても、歯車メニュー内はうまく遷移されていなく、トップページの歯車メニューのままになってしまっています。

これ、トップページからリストへ行けば歯車メニュー内が「ライブラリの設定」となっているので違和感ありますが、トップページからライブラリへ行って歯車メニュー内の「ライブラリの設定」をクリックしても、やはり「サイトのページ」ライブラリの設定ページへ行ってしまいます。混乱してしまうし、勘違いしたまま設定変更してトラブルにもつながりかねません。

ちなみにトップページからリストやライブラリに遷移した後にF5キー押して更新すると歯車メニュー内も更新されました。

また、サイト全体がクラシックUIの場合は、

▼トップページからリストに遷移して歯車メニューをクリックすると正しい挙動になっています

そのうち直る挙動かと思いますが、注意しましょう。

SharePoint :モダンページのWebパーツに新しく実装された「Kindle インスタント プレビュー」「Twitter(プレビュー)」を試す

モダンUIのWebパーツは徐々に追加されていって面白いですね。ただ、ガチガチに厳しい企業にとってはアレも利用禁止、コレも利用禁止にするのに四苦八苦だと思います。そういう企業さんはモダンUI自体が利用禁止でしょうけど。そもそもそういう企業さんにとっては Office 365 は向いていないのかも。

さて、最近追加されたWebパーツが2個ほどありました。

  • Kindle インスタント プレビュー
  • Twitter(プレビュー)

早速試してみました。

■ Kindle インスタント プレビュー

▼モダンページのWebパーツ追加に Kindle のアイコンが

▼クリックするとWebパーツが追加されます

▼同時に設定の右パネルが出現します

(右パネル上部の「 Kindle インスタント プレビュー」の「ビュー」が改行されて隠れてしまっているのはご愛敬ですね。英語だと「Kindle Instant Preview」で余裕をもって収まっていました。)

ここに埋め込みコードを入力すれば良いので、取得しようと思います。

実際に Amazon で埋め込みコードを取得しようと思ったことがないのですが、SNSなどにシェアをするボタンはあったなぁと思って探しました。

▼ここらへん

しかし、埋め込みコードはどこにもなかったんです…。

一旦、SharePoint に戻って右パネル内を見ると、「 Kindle プレビューの埋め込みについての詳細情報 」なるリンクを発見。そこからページに行くもヒントがなく、更にリンクを辿るとAmazonサイトのページにたどり着きました。

Amazon.com: Kindle Instant Preview
https://www.amazon.com/Kindle-Instant-Preview/

ふむふむ…

▼ん?<Embed>??

この左隣のPアイコンはあったけど、<Embed>なんてなかったぞ?もしや?と思い、英語版のAmazonサイトを見てみると…

▼あった!!!

つまり、Amazonの日本サイトでは埋め込みコードは対応されていないという残念なオチでした。そしてAmazonの日本サイト以外を利用したことがなかったけど、英語サイトで日本の書籍を検索しても出てきません。

▼取扱い商品等が変わります…そうですよね…

うーむ、つまり日本の書籍はこのWebパーツは今のところ使えないという事でしょうか。(他国でも取り扱いがあれば使えるますが。)これはなかなか残念です。Amazon側の仕様だからなおさら残念。自分で埋め込みコードを作成するなど何か解決方法はあるんでしょうかね。(今回は時間もないので調べませんが…)

とりあえず、英語サイトで埋め込みコードを取得してWebパーツの設定に突っ込んでみました。

▼ページの編集モードでもプレビューが即表示されます

▼発行するとこんな感じ。プレビューが埋め込まれます。

▼「プレビュー」をクリックするとちゃんと試し読みが少しできます。フルスクリーンも対応ですね。

チームサイト内でチームにおススメ本があったらこのように紹介するのも良いですね。ただ、Amazonの日本サイトが…という点が痛いですが。

■Twitter(プレビュー)

おそらくこっちの方が使えそうです。

▼Webパーツの追加で「Twitter(プレビュー)」をクリック

▼追加するだけで既定で Microsoft のアカウントが指定されています

特定のアカウントのツイートを表示する場合は、特に自分のTwitterのアカウントを持ってなくても利用可能です。ユーザー名やURLを指定するのですが、少し触った限りだと複数指定はできなさそう。

また、ハッシュタグなど検索結果を表示させるにはTwitterのアカウントが必要なようです。

詳細は以下のページをご参考に。

Twitter の web パーツを使用します。
https://support.office.com/ja-jp/article/-15db6b3b-d167-41dd-9875-2af64b44d820

Twitterに関しては例えば Microsoft Flow を利用して、SharePoint や Yammer や Teams などに流す方法もあるけど、Flow のアクションはTwitterアカウントにログインしなければいけなかったと思います。今回紹介した方法なら一部ではTwitterのアカウントなくても表示可能なので、気軽ですね。

利用シーンとしては、ソーシャルメディアをやっている企業なら、自社アカウントを社内ポータルサイトに表示させたり、営業部門のサイト内では自部門で扱っている商品やその企業のアカウントがあればそれを表示させるのも良いですね。技術部門も同じく。
例えば、 Microsoft 製品を販売している部門サイトに Microsoft の製品関連のアカウントがあれば、それを表示させていれば最新情報を楽に得る事が可能かと。

こんな感じでカンタンに設定が可能な便利機能が続々実装されていく中で、開発やらカスタマイズにこだわるよりも、このような標準の便利機能をいかに業務に役立てるか?という利活用の工夫に時間とお金を注いだ方が良いのではと思います。テナントの管理者にとっては最新機能などのキャッチアップが非常に大変で追いつけないかと思いますが。