Microsoft Teams :ライブキャプション・トランスクリプトの音声言語の初期値の挙動に変化が

以前からライブキャプション・トランスクリプトで、とある事に不満を持っていた人も少なくはないハズ。それは音声言語の初期値が英語になっている事。日本人が日本語で会議をして日本語でライブキャプションやトランスクリプトを使う時に、毎回機能をオンにした後に音声言語を英語から日本語に変更をしないといけない。これ最初から初期値を日本語にできないの?という不満。それが解消されそうです。これは僕の観測している限りだと特に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに該当するメッセージはありませんでした。

実は異変には1週間前くらいに気が付いていて、ライブキャプションの自動翻訳機能が登場した記事を書いた時です。

Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

この中のスクショに実は見慣れないチェック項目があったんですよ。

▼音声言語選択ボックスの「常にこれを自分の話し言葉にする」

これを見かけた時に音声言語の初期値を自分の好きな言語に設定できるのでは?と思いました。でも実はこの時に試したところ正常に作動しなかったんです。だからあえてこの記事では触れずにいました。おそらく正常動作しないのにUIだけ出てしまったのではと思います。たまにある事ですからね。

そして1週間くらい経って昨日、いつも助けてもらっている太田さんがSNSでこのチェック項目が太田さんの環境にも展開されて正常に動作しているという連絡をもらいました。ついでにある程度の挙動も教えてもらって感謝です。僕はそれを元に自分でも試してみます。

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Microsoft Teams : Together モードで座席の割り当てができるようになった(でも上座下座みたいな使い方はやめてほしい…)

「トゥギャザーしようぜ!」日本人はどうしてもルー大柴さんの言葉が頭に思い浮かんじゃいますよね。いや、実は世代的にもう若い人たちは思い浮かばないのかな!?それは置いといて… Microsoft Teams のオンライン会議で Together モードを使っていますか?僕の予想ですが多くの人はあまり使っていないんじゃないかと思います。会議じゃなくオンラインイベントだと使う機会がありますよね。テーブルトークやディスカッションなどをするセッションだったり、セッションの最後に発表者だけじゃなく参加者全員カメラをオンにして記念撮影に利用する事もよく見かける光景です。しかし仕事での会議において使っているかというとどうなんでしょうか?僕は使っていません。本ブログを見返すと、 Together モードが展開されたのはおよそ2年前の2020年7月下旬です。

Microsoft Teams :「トゥギャザーしようぜ!!」オンライン会議に Together モード が展開された

この記事内にも書いていますが、そもそも Together モードを実装する背景として、オンライン会議特有の疲労感を解決する策だったようです。実際に Together モードにしてそれが解消されるかというと僕にとっては疑問ですが…。

さて、これから新しい機能の説明をするのにネガティブな話をしていても仕方ないので気持ちを切り替えて、僕の中でも仕事では使わないにせよ、IT技術コミュニティのイベントでは良く使う機能なので、その視点で話してみたいと思います。これ社内コミュニティなどの勉強会などでも同じ考えができると思います。

Together モードはカメラをオンにした参加者を全員同じ場所に座っているかのように表示させる方法だけど、座席の位置は勝手に割り振られて動かす事はできなかったんです。それが今回の機能追加で座席の割り当てができるようになりました。これは2022/07/19付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されています。

▼ (更新)一緒にモードでの座席の割り当て

メッセージ内では9月下旬には展開完了されているとの事なので、もう多くの人が利用できている状態かと思います。それでは実際に試してみます。(カメラを使う機能の検証には仕方なく僕の顔がたくさん表示されます。見苦しいですが我慢してください!)

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Microsoft Stream :モバイルアプリ(iOS) がアップデートでガラっと変わる

今来ているアップデートを適用すると Microsoft Stream のモバイルアプリがガラっと変わります。僕は Android 端末を持っていないので iOS のみでしか確認できませんが。ガラっと変わる要因の一つがいつも Microsoft Stream ネタで記事を書くと冒頭で説明している「今 Microsoft Stream が過渡期ですよ」が要因ですね。つまり、従来の Stream (Classic) から新しく Stream (on SharePoint) に切り替わっているという点です。これらについては以下を参照ください。

Stream (SharePoint 上に構築)、Microsoft Stream の新しいバージョン
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/streamnew/new-stream

Microsoft Stream (クラシック) とは?
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/overview

で、 iPhone の方はアップデート前のスクショをウッカリ撮り忘れていたので、アップデート後から見ていきます。

▼ App Store のアプリのアップデート情報

僕の場合はこのバージョンをアップデートしたらガラっと変わりました。アップデート後にアプリを起動すると…

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Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

[2023/07/11 追記 ]
僕の環境でもついに自動翻訳機能が使えないようになっていました。

Microsoft Teams :会議のライブキャプションの自動翻訳機能がついに使えないようになった


[2023/01/20 追記 ]
ライブキャプションの自動翻訳機能は Microsoft Teams Premium が一般提供されてから60日後までは全てのユーザーが利用できますが、61日以降からは Microsoft Teams Premium の機能になり、 Premium ライセンスのないユーザーは利用できなくなります。詳細は以下の記事に記載しました。

Microsoft 365 :最近話題になっている大事な今後に関するアレコレをまとめてみた( Microsoft Stream , Microsoft Teams の機能 )

本記事でやり方を知って現時点で皆さんは自分の環境でも利用する事ができるようになると思いますが、来たる日以降にガッカリしないために追記しておきました。


英語ニガテマンの僕にとって待望の機能がようやく僕の環境に展開されました。例えば、英語で話すと自動翻訳されて字幕に日本語で表示されるというものです。グローバル企業に所属している僕にとって英語の会議の救世主となるか!?

Microsoft Teams の会議にはマイクを通して話した内容が字幕で表示されるライブキャプション機能はずいぶん前からありました。当初は日本語は対応されていないので、例えば、英語の会議でライブキャプションをオンにすれば英語の聞き取りが苦手な人でも英語の字幕で補完できますね!くらいの効果でした。

そして2021年9月頃にはライブキャプションが日本語対応されました。これは日本語で話した内容が日本語で字幕に表示されるようになるという事です。ここは翻訳関係なく、耳の不自由な方にとっては救世主となる機能だし、他にも例えば電車内でイヤホンつけて会議に参加したけど騒音でちゃんと聞き取れない場合も日本語のライブキャプションにすれば補完できます。これはこのブログでも記事にして長い事PVランキング上位の記事でした。

Microsoft Teams :会議のライブキャプション(字幕)・トランスクリプト(文字起こし)が日本語対応された

と、軽く要所を振り返りつつ本題へ。2022/08/26付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼会議や通話でのライブ翻訳キャプション

この中のサポートされている音声言語・翻訳言語のリストの中に日本語が入っています。という事で、使い方も含めてちょっとこれまでの機能のおさらいも含めて試してみます。

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Microsoft Teams :チャネル作成時に Wiki タブが自動作成されなくなった

今朝、ふと Microsoft Teams に新しいチームを作成した時に違和感を覚えました。その違和感の部分がココです。

▼違和感…

Wiki タブがない!この違和感の原因がわかった時に思い出したメッセージがあります。2022/07/12付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに公開された以下のメッセージです。

▼構成変更: 新しいチャンネル作成による Wiki の自動プロビジョニングの無効化

あぁ、スッカリ忘れていました。チャネルの Wiki タブが自動作成されなくなるぞ、というメッセージ。昔から何かと不評だった Wiki だけど、たしかになんでチャネルを追加すると自動作成されるのかは疑問に思っていました。無理して使い道を考えちゃう事もあったけど、それはおかしい…と思った時からパッタリと使わなくなっちゃいました。メッセージに記載の通り、これまでは標準チャネルとプライベートチャネルを作成すると Wiki タブが自動で追加されていたけど、今後は自動で追加されないので必要あれば自分達で追加してくださいという事です。なお、既存のチャネルから Wiki タブが消えるというわけではありません。それでは見ていきます。

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Microsoft Teams :チャネル会議でも共同開催者が設定できるようになった

Microsoft Teams の会議の共同開催者の機能が展開されたのが今年2022年の7月です。そもそも会議の「役割」とは何か?「開催者」とは何か?役割によってできる事は?開催者は元々会議をスケジュールした人のみだったのが「共同開催者」が設定できるようになる事のメリットは?あたりは、その時の記事に紹介してある(ハズ)ので参照してください。

Microsoft Teams :会議の「共同開催者」が展開されたので試してみる

で、この記事にも書いてあるけど、展開された当時は共同開催者に設定できるのは「非チャネル会議」のみで、チャネルに紐づいた会議である「チャネル会議」には設定できなかったんですよね。僕はチャネル会議派(なんじゃそりゃ)なんだけど、機能的にはチャネル会議より非チャネル会議の方ができる事が多いので、共同開催者の設定ができない事も含めてガッカリポイントだったんです。それが、ここ数日前からチャネル会議にも共同開催者の設定項目が表示されるようになりました。僕の観測する限り Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにも該当するアナウンスはありません。では見ていきます。

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Microsoft Stream :新しい Stream スタートページに「新規のレコーディング」ボタンから録画できるようになった

社内での動画コンテンツの取り扱いってどうですか?一昔前までは機能的にも従業員(ユーザー)は共有された動画を閲覧するのみの人が大半だと思います。逆に動画を作成して共有する側の人は社内でも限られた人達。でも時代は変わっています。

ハイブリッドワークな世の中になり従業員用の動画コンテンツの需要が高まり、また社内に向けて発信する・したい人達も増えてきています。例えば新入社員用の案内を人事部の人が動画にすれば毎回説明会を開かずとも関係各位の予定調整をせずとも好きな時間に動画を視聴してもらうだけでOKだったり、自社商品の説明を製品開発チームから勉強会をリアルタイムにせずとも動画を社内公開すれば誰でもいつでも視聴できるし。このようにハイブリッドワーク(主にリモートワーク)だからこそ動画として発信したいニーズは高まっています。そういう事もあって Microsoft 365 の中でもそういう機能が徐々に追加されてきています。例えば元々はそういう用途じゃなかったとしても Microsoft Teams の会議の録画なんかも気軽に動画コンテンツを作成するには使ってる人もいます。そして Microsoft Teams で会議をわざわざ録画せずとも、 PowerPoint には画面右上に「記録」ボタンがあってプレゼンを動画にする事ができますよね。

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Microsoft Stream :過渡期だから仕方ないものの現状ややこしい動画再生プレイヤー

Microsoft Stream の話をしようとすると2021年あたりから記事内に必ず「これはクラシックの方じゃないですよ」みたいな注意事項を入れています。本ブログは定期購読してくれる人の方が断然少なく多くの人は検索エンジンからの検索結果から訪れますからね。いつも書いてるから省いちゃえ…とやってしまうと良くないです。ただ毎回同じ説明を書くのも大変なのでとりあえず詳細は以下の Docs ページを参照してください。

Stream (SharePoint 上に構築)、Microsoft Stream の新しいバージョン
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/streamnew/new-stream

Microsoft Stream (クラシック) とは?
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/overview

という事で2021年あたりからそれまで Azure ベースだった Classic Stream が SharePoint / OneDrive for Business ベースの New Stream に変わりつつあります。徐々に置き換えが進行していますが1年半経過した未だに過渡期です。クラシックの場合はハッキリと区別できていたので「 Microsoft 365 内の YouTube みたいなもの」という表現をしていたけど、ニューの方は表現の仕方を変えなきゃと思っています。元々 SharePoint にも OneDrive for Business (以下「 ODfB」)にも動画ファイルは保存できてクリックすれば Classic Stream とは別の簡易な再生プレイヤーで再生されました。 New Stream は結局保存場所が SharePoint / ODfB なので、そっちの再生プレイヤーが強化されつつ、 Microsoft Stream として自分にアクセス権のある全ての動画をまとめて表示・検索ができるスタートページがある感じ。う~ん、保存場所は SharePoint や ODfB なのに動画ファイルだった時のみ Microsoft Stream でもあるというややこしい話です。僕もキレイに説明ができないです。これ SharePoint のリストが Microsoft Lists でもある…と似たような感じですかね。初心者殺しです。でも Microsoft 365 的にはファイルのデータが Microsoft Stream だけ Azure のどこかのストレージといった状況は色々と管理面でもよろしくないので、 Microsoft 365 内で扱うファイルは全て SharePoint か ODfB に保存されるようにしたい気持ちもわかります。まぁ、 Microsoft がどんな考えで今後どうしていくのか?はタダのオッサンの僕にはわかりえないのでここまでにして、今回は現時点でちょっとややこしい導線を見つけたのでそれを紹介していきます。

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Microsoft Teams / Yammer:Viva エンゲージ ( Viva Engage ) アプリが来たので触ったみた

今年2022年7月に開催された Microsoft Inspire で発表された「 Viva Engage 」。結局 Yammer じゃん!というちょっとネガティブな気持ちもあり、そして Microsoft Viva シリーズがドンドン増えてきてややこしく感じてきました。

  • Viva Connections ( Viva コネクション )
  • Viva Insights ( Viva インサイト )
  • Viva Topics ( Viva トピック )
  • Viva Learning ( Viva ラーニング )
  • Viva Goals ( Viva ゴール )
  • Viva Sales ( Viva セールス )
  • Viva Engage ( Viva エンゲージ )

なんだかすでに僕も把握しきれなくなってきていますが、この上から4つが Microsoft Viva として最初に発表された4つのモジュールでした。中でも皆さんが一番身近なのが Viva Insights かと。逆を言うとそれ以外はあまり馴染みがないかもしれないです。 Viva Connections はIT部門などテナント管理者が設定しないと使えないし、 Viva ラーニングは既定のままでは日本語のコンテンツが少ないし、Viva Topics は別途ライセンスがないと使えないから僕も触っていないので良くわかりません。
更に Viva Goals も別途ライセンスが必要そうだし、 Viva Sales に関しては若干蚊帳の外みたいな雰囲気がありますし Dynamics 365 が絡むのでこちらも僕のカバー対象外です。

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Microsoft Teams :これはイイ!会議で共有されたコンテンツが別ウィンドウにポップアウトできるようになった

Microsoft Teams で会議をしていて誰かが画面共有などコンテンツを共有した時に「よりもっと大きく見たい!」というシーンがあると思います。これまでも少しでも大きく表示させる方法は色々ありましたが、ついに決定的に便利な機能が展開されました。

2022/07/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼共有コンテンツを別のウィンドウにポップアウトする

これは Microsoft Teams の会議で画面共有などコンテンツが共有された時に、会議ウィンドウとは別のウィンドウで共有コンテンツがポップアウトされるという機能です。つまり、より共有コンテンツを大きく見る事ができます。

僕の環境にはお盆休みあたりに展開されていましたので、試してみます。

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