Microsoft Teams :アクティビティのフィードの未読トグル

ようやく便利な機能が展開されはじめました。 Microsoft Teams の利活用が進むほどアクティビティのフィードの通知の流れが早くなります。そんな中、読んでいない通知のみを表示させられる未読トグルが出てきました。これにより雑多なフィードがスッキリし、未読の通知の取りこぼしが減るでしょう。

ここ最近この未読トグルだけじゃなく色々な機能が展開されはじめていますが、 Microsoft 365 の機能展開は期間の中でバラバラで、それはテナント単位ではなくユーザー単位です。つまり同じ社内でも機能が展開されるのが早い人もいれば遅い人もいます。場合によっては半月や1ヶ月くらい展開時期に差が出る感じです。そして僕はこのブログで「自分の環境で展開された機能をいち早く記事にしたい」と思っているのに、SNSを観測すると続々と機能展開されているのに僕の環境はなんだかいつも展開時期が遅く感じ…悶々とする毎日です。なので「あれ?この機能、あの黒いブログでなかなか取り上げないなぁ」と思ったら、そういう理由もあるという事です。

さて、2022/09/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)アクティビティフィードの未読トグル

今朝僕の環境でようやく展開された事を確認したので、触ってみたいと思います。機能自体はシンプルです。

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OneDrive for Business :「ファイル要求」機能でフォルダーの中身は相手に見られずにファイルのアップロードだけしてもらう

※ OneDrive for Business の話で、 OneDrive の話ではありません。

Microsoft 365 は多機能過ぎてまだまだ知らない機能が多いです。今回紹介する機能も僕は昨日まで知りませんでした…。機能的には2019年末からあったようなので知ってる人もいると思いますが。知ったキッカケは僕にとっての偉大なる大先生である愛先生の Twitter のツイートでした。

ツイート自体のリアクションも多く、この反応を見るだけでも知らない人が多かったので、今回はこのネタを盛大にパク…使わせてもらいます!

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「 Microsoft Office ホーム 」 から「 Microsoft 365 ホーム 」へ

少し前にこんな記事を書きました。

2022年11月から「 Office アプリ 」は「 Microsoft 365 アプリ 」になるようです

単純そうでなんだかややこしいんですけどね。とにかく名前が変わるんです。そして11月に先行してブラウザーで利用する方が変わるというアナウンスでした。 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのメッセージ内もこの表記が揺れていて、英語でも「 Office app for web (office.com) 」「 Office web app (Office.com) 」などと書かれているんですけど、つまりブラウザーで Microsoft 365 にサインインした状態の事です。

で、僕の環境では一部変わったので新旧比べてみます。

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Power Platform 使っている人・注目しているは必見のイベント動画集

先月 2022/10/18 に、 Power Platform のコミュニティ主導イベントである「 Japan Power Platform Conference 2022 」(以下 JPPC2022 と略します)が開催されました。

■どんなイベント?

Japan Power Platform Conference 2022
https://powerplatformconf.connpass.com/event/245996/

こちらユーザーコミュニティイベントでありながら申込者は驚異の1300人超えというマンモスイベントとなりました。キーノートや司会には Microsoft の中の人が登壇してくれたので一見 Microsoft 主催に思えてしまいますが違います。運営も登壇もユーザーコミュニティ主導の完全ボランティアなイベントです。 Microsoft の中の人にキーノートで登壇してもらうのって海外では割と普通なんですけどね。今回の発起人は Microsoft の吉田大貴くんだけど、もちろん中の人という立ち位置ではなくユーザーコミュニティという立ち位置で計画してくれています。

イベントとしては3日間で開催され、キーノートは前述の通り米国 Microsoft 本社の中の人3人がお話してくれて吉田大貴くんが翻訳・通訳してくれました。そしてコミュニティメンバーからは36セッションもあり4セッションが同時並行して開催されたのでリアルタイムに参加した人はどのセッションに参加するかだいぶ迷ったハズ。分身の術ができればイイのに!って思ったでしょう。セッション内容も難易度も多様なので参加者のハードルも低かったハズです。そして3日目の最後には吉田大貴くんが Microsoft Ignite 2022 Updates と題しまして、何時間?2時間くらいかな?彼の住んでいるアメリカでは夜中だってのに話してくれました。

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SharePoint :ページやニュースにプライベートドラフト機能が展開された(作成者とサイト管理者のみが表示できる下書き状態)

SharePoint のページやニュース使っていますか?たとえば Microsoft Teams のチームの裏側にある SharePoint のチームサイトを使う場合は、アクセス権限的にページ・ニュースを下書き保存した時点でチームメンバー全員に見えちゃいますよね。同じく SharePoint のコミュニケーションサイトでページ・ニュースを下書き保存した時点でサイトメンバ・サイト所有者には見えちゃいますよね。サイト閲覧者に作り途中のドラフト版を見られたら困るのはもちろん、更にページ・ニュース作成者がまだ下書き中の下書き状態で保存したい場合もあると思うけど、つまり自分以外に見られたくない状態でまずは保存しておきたい時もあったかと思います。それが楽にできるようになります。

2022/08/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)SharePoint ページとニュースのプライベートな下書き

ニュースやページが個人的な下書き状態にする事ができるという事です。僕には珍しく触る前にメッセージを読みましたが、厳密には自分だけではないようです。サイト管理者にも表示されるようです。また、指定して共有する事も可能なようです。つまり、サイト運営をしているチーム内でチームメンバー全員には下書き状態を見せたくないけど、あの人にだけ相談したいから見せたい…みたいなシナリオにも対応できますね。逆を言えばどんな仕組みになっているのか?複雑さが増すんじゃないか?あたりも気になります。この記事でどこまで触ってどこまで書けるかわかりませんが。では、触ってみます。(ニュースで試します)

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Viva Insights :意図せず(たぶん無意識な操作ミス)フォーカスタイムのプランが設定された時の対処法

実際に自分の身に起きた事なので備忘録として残しておきます。

ある朝、 Outlook で予定表を見ると、昨晩までなかったのに…

▼来週の予定に「フォーカスする時間」がズラっと!

こういう現象が起きていました。フォーカスタイムを設定した記憶はないんです。何か間違えて設定してしまったのかな?と思ってこの時は手作業でフォーカスタイムを予定表から消していったんですね。ところが1週間が経過した頃に Outlook を開いたら…また翌週に「フォーカスする時間」がズラっと並んでいてんです!ギャー!!! Microsoft 365 の怪奇現象…。

と、季節外れの怪談話風(下手)にお送りしましたが、とにかく毎週勝手にフォーカスタイムが設定されるようになったんです。さて、まずはこの怪奇現象をどう除霊するか?

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SharePoint :クイック リンク Webパーツのレイアウト変更が簡単になった

クイックリンクWebパーツ使っていますか? SharePoint でサイトの特にホームページを作成する際に、どんなコンテンツをどのように配置するのか?は必ず検討しますが、アイコンを並べたリンク集は必ずと言っていいほどありますよね。社内ポータルサイトなら従業員が利用する業務システムへのリンクだったり、色々あると思います。そんな時に便利なリンク用のWebパーツは複数種類ありますが、個人的に最も使い勝手の良いWebパーツはクイックリンクWebパーツかと思います。

▼こんなリンク集がカンタンに作成できます

アイコンも3年前の2019年の時点で1,675個という驚異の数で今は更に増えてるかもしれないですね。レイアウトも数種類あります。そこらへん気になる方は2018年から数件記事書いているので参考までに。

SharePoint :モダンページの クイック リンク Webパーツ が便利!

SharePoint :クイックリンク Webパーツで選べるアイコン数は驚異の1,675個!

SharePoint :クイック リンク Web パーツに対象ユーザー機能が展開された

例えばタイルリンクを作りたい場合、昔は気の利いたパーツがなかったのでCSSでがんばって書いていました。過去に記事がありますがすでに遺物のクラシックUIのカスタマイズなので紹介しません。それに比べると本当に楽になりました。

で、このクイックリンクWebパーツが今朝確認したら更にほんの少しだけ便利になっていたので紹介します。

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SharePoint :サイト作成時の言語設定の初期値が日本語になってる

SharePoint でサイトを作成する際には SharePoint 管理者が SharePoint 管理センターから作成する方法と、ユーザーが作成する方法と大別すると2通りの方法があります。管理センターから作成する場合は作成時に細かくサイトの設定ができましたが、ユーザーが作成する方法は細かく設定できなかったんですよね。それが2018年9月頃に言語の設定ができるようになりました。

SharePoint :セルフサービス サイトコレクションの作成で第一言語の設定ができるようになった

今や「サイトコレクション」という言葉自体が古い言葉になっているので古い記事だという事がタイトルからもわかると思いますが、この記事を見ると言語の設定項目の初期値が英語になっているので、日本語に選択し直してからサイト作成をするという感じでした。

それが、昨日SNS上でいつもお世話になっている太田さんが「あれ?初期値が日本語になってるぞ」と呟いていたんです。気になって僕の方でもチェックしたらたしかに初期値が日本語になっていました。なっていないテナントもあったので仕様変更が展開中なのでしょうか。特に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスは見つけられなかったので仕様変更された確証は全くありませんが、現時点での事実ベースでちょっと試してみたいと思います。

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SharePoint :ユーザー Webパーツのレイアウトに「中(Medium)」が加わった

なんだかすごく久しぶりにWebパーツネタで記事を書いている気がします。一時期Webパーツが追加されたりアップデートが頻繁にあった時期があった気がするけど、ここ最近は新規追加は全くないですよね。さて、今回の記事のネタも地味っちゃ地味です。

2022/09/09 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼SharePoint : ミディアム ピープル カードがユーザー Web パーツの一部として利用可能になりました

ユーザー Webパーツって使ってますか?名前の通りユーザーをカード形式で表示させるパーツなんだけど、例えば部門・部署ポータルサイトのホームのページであれば少ないメンバーだったらメンバー全員をカードで表示させてもイイし、他にもサイト管理者の紹介などにも使えます。ニュースやホーム以外のページであれば、内容のコンテンツに関わる人の紹介でもイイですね。例えば新製品が発売された事を社内アナウンスするためのニュースであれば、その製品担当者やインタビュー内に登場する人物をカードで紹介したり。

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Microsoft Stream :アプリ起動ツールのタイルリンクが Stream ( Classic ) から Stream ( SharePoint ) に自動切換えされています

さぁ、いよいよ Microsoft Stream 過渡期の大きな波が来ました。ここ1年くらい Microsoft Stream ネタの記事を書く時にほぼ必ず冒頭に書いているのが「今 Microsoft Stream は Stream ( Classic ) から Stream ( SharePoint ) への過渡期ですよ」という話です。定期購読してくれている読者さんにとっては耳にタコかと思うけど、検索から記事に辿り着く人の方が圧倒的に多いので毎回書いていますが、さすがに面倒なので最近は以下の Microsoft Learn (旧 Microsoft Docs )のページのリンクを貼るだけにしています。なのでまず過渡期の理解がない人は下の2点を読んでいただければと思います。

Stream (SharePoint 上に構築)、Microsoft Stream の新しいバージョン
https://learn.microsoft.com/ja-jp/stream/streamnew/new-stream

Microsoft Stream (クラシック) とは?
https://learn.microsoft.com/ja-jp/stream/overview

まぁ、とにかく Azure の専用領域に保存されていた Stream ( Classic ) から、 OneDrive for Business や SharePoint に保存される仕組みの Stream ( SharePoint ) に切り替わるという事ですが、これによりデメリットも発生してしまいますが、長い目で見ても現時点で見てもメリットが大きいです。しかし、そもそも Microsoft 365 の全体像やアーキテクチャを知らないユーザーがこの切り替えに頭がついていけるか?説明して理解してもらえるのか?そもそも説明すべきか?説明する側が理解できていない…などなど、課題感あると思います。そういう意味もあってこの過渡期はだいぶ前からジワジワとある程度長い期間でやってきたわけですが、おそらく多くの企業で教える側(例えばIT部門)は教える事を避けてきたんじゃないかと思います。そしてギリギリまで Stream ( Classic ) をユーザーに利用してもらうようにしてきたのではと思います。でも徐々にユーザーが Stream ( SharePoint ) を垣間見るようになってきたんですよね。その様子は僕も当ブログ内で徐々に機能アップデートの記事を書く度にひしひしと感じておりました。

そんな中、今朝 Microsoft 365 内を巡回していたら大きな変化に気が付きました。

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