Microsoft Teams :会議でライブキャプションを常に表示させられる設定

Microsoft Teams の会議で会話がリアルタイムに字幕で表示されるライブキャプション。日本語で話して日本語の字幕が表示されるだけでも、耳の不自由な人にとってはうれしいし、何らかの事情で音声を出せずに参加する人にとってはうれしいですよね。更にライブキャプションが自動翻訳されるようになり、機能展開が開始されてから3ヶ月経った今でも、このネタを扱う記事は当ブログのアクセス数ランキングの上位です。

Microsoft Teams :ライブキャプションに自動翻訳機能が登場!

ただし、実は残念なお知らせがあり、ライブキャプションの自動翻訳機能は現在一時的にプレビューとして全体的に展開されているけど、プレビュー期間が終了後は、有償の Microsoft Teams Premium の機能になってしまうため、つまり別途お金を払わないと利用できなくなってしまうとの事です。ソースは Microsoft の公式ブログに記載があります。

Microsoft Teamsにおけるキャプションのライブ翻訳を発表 – Microsoft Translator
https://www.microsoft.com/ja-jp/translator/blog/2022/10/13/announcing-live-translation-for-captions-in-microsoft-teams/

▼念のため該当部分をスクショで引用

これはなかなかガッカリですが、ライブキャプション自体が Premium の機能になるわけじゃなく、ライブキャプションの自動翻訳が Premium の機能になるとの事なので、日本語で話して日本語の字幕が表示される事を便利に利用されている方にとっては大丈夫(だと思います)。

さて、そんなライブキャプション機能ですが、通常は会議に参加したら設定をオンにしないと表示されません。

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Microsoft Teams :チャット・チャネルのメッセージのリアクションの絵文字が大幅に増えた

いやぁ、待ちに待ちましたよ!世間では展開開始されてるのに僕の環境には全然舞い降りて来なかったアップデート。別のリアクションについての過去の記事のアクセス数が急上昇しているので臨時情報を書き加えたくらいです。

これ、なんでこんなに検索からのアクセス数が急上昇しているか察しがつきます。 Microsoft Teams においてだいぶチャットのリアクションの利用も定着していていて、ただ以前から他のサービスに比べてリアクションの数が6種類と少なくて不満点だったのがリアクションの数が増えるという事は多くのユーザーにとって待望だったかと。そして Microsoft 365 は機能アップデートが世界中で一斉に変わるわけでもなければテナント単位で一斉に変わるわけでもなく、段階的にユーザー単位で展開されていくので、社内でもバラバラに展開されます。なので、運良くいち早く展開された人が新しいリアクションを使ってみたり社内で喜びの声をあげると、展開されていない人達が「あれ?なんで私は展開されてないの?設定が必要なのかな?調べてみよう」という具合にネット上で検索しているんだと思います。

さて、そんな事もあるので、まだ機能アップデートが展開されていない人にとっては「正座で待機」をするしかないという残念なお知らせをまずはしておきます。僕もメインで利用しているアカウントではまだ展開されていませんよ…。一つ先行して使ってみたい場合はパブリックプレビュー版に切り替えるという選択肢はありますが、会社によっては切り替えられない設定にされているところも少なくないだろうし、そもそも動作保証外になるのでオススメはしません。

2022/09/09 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)チームでの反応の拡大

これが結局プライベートプレビュー版では9月下旬までに展開完了していたけど、一般展開がようやく12月中旬から開始されて遅いと来年の1月下旬までに展開完了するという事ですね。いやぁ、まず一般展開された事をSNSなどで観測し始めたのは12月上旬なので若干フライング気味だったのと、上で「展開がまだな人は正座で待機」って書いたけど、つまり(日頃の行いが悪い)運の悪い人は1月下旬まで待たなければいけないハメになると…。早く周囲と一緒に使いたい機能なのにジラされます…。

とにかく、僕の検証用のユーザーでようやく展開されたので触ってみます。

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Microsoft Teams :チャットが削除できるようになった

Microsoft Teams が社内で利活用されていくと「所属チームが増えた」と同じく「個人・グループチャットが増えた」という感じになります。場合によってはチームよりも圧倒的にチャットルームが増えるところもあると思います。そういう状態になると何かしら整理しないといけなくなり、これまでも「ミュート」「固定(ピン留め)」「非表示」「退出」などで整理できていたと思いますが、そこに更に「チャットの削除」が加わりました。さて、一つ疑問が出てきたと思います。「退出」と「削除」は何が違うの?という点。それも踏まえて記事を書いていきます。

2022/11/12 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Microsoft Teams:ユーザーがチャットを削除する機能

個人チャット、グループチャット、会議チャットを削除できるという事です。削除したユーザーのチャットのみが完全削除され、残された他のメンバーの会話履歴は影響を受けないとの事。この文面だけでもなんとなく理解できて「退出」との違いもなんとなくわかりますが、僕の環境に展開されている事を確認できたので、実際に触ってみます。

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Microsoft Teams :カレンダーの週表示で今日と明日のスペースが広く表示される

先日 Facebook の Office 365 コミュニティで Microsoft Teams の表示がおかしいという投稿がありました。意図したアップデートだけど周知されていないとバグやトラブルの類に見えてしまうという事で、おそらく同じ印象を持つ人も多そうかなと思って記事ネタにさせてもらいます。このように、コミュニティの積極的な参加に対して「自分はスキルや知識ないから…」と尻込みしているとしたら、むしろアップデートを周知している人にとっては気が付かない観点・視点もあるので、是非臆せず積極的に参加してもらえるとうれしいです。今回もあの投稿がなければこの記事は生まれなかったと思うので感謝です!

という事で、具体的にどんな感じかというと、

▼アップデート後のカレンダー

本記事の原稿を書いている今日は2022年11月30日です。カレンダーを見ると、30日と01日のスペースが他に比べて広がっていますよね。また、30日と01日を比べると30日の方が少し広い。これはたしかに何も知らずに見たら表示が崩れていると思いますよね。

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Microsoft Teams :会議ウィンドウ内で Excel ファイルを直接共同編集できる Excel Live がきた

ついに来ました! Microsoft Teams にはこれまで会議中にコンテンツを共有する際に、画面自体を共有する画面共有や、指定したウィンドウを共有するウィンドウ共有や PowerPoint のスライドを共有する PowerPoint Live などがありましたが、ついに Excel を共有できる Excel Live が来ました。
「いやいや、これまでだって Excel を共有できたじゃん!」って声もありそうですが、それは画面共有した画面に Excel ファイルを表示させただけ。 Excel Live は共有された Excel ファイルを会議参加メンバーで共同編集ができる機能。
「いやいや、これまでだって会議中に Excel ファイルを共同編集できたじゃん!」って声もありそうですが、それは Microsoft Teams とは別に会議参加者全員が Excel ファイルを開いて共同編集していただけ。 Excel Live は Microsoft Teams の会議ウィンドウの中で共有されて表示された Excel ファイルを直接共同編集できる機能。
これ、 Excel を表計算として利用していない日本人だからこそ、より便利に利用できる幅が広いんじゃないかと思います。

2022/09/21 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Excel Live を使用したチーム会議での共同作業

9月にアナウンスされ、10月の Microsoft Ignite でも近々公開されますよと発表され、ようやく僕の環境では11月末に展開されました。では触ってみます。

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Microsoft Teams :会議の PowerPoint Live でスライドの翻訳の操作性が悪い問題が解消されていた

Microsoft Teams でオンライン会議をする際に、 PowerPoint のスライドを共有する時は、やはり未だに多くの人は画面共有をして共有した画面にスライドを表示させていると思います。 PowerPoint Live を使っているケースは僕の観測上でも少ないです。画面共有よりもメリットは多々あるんですけどね(デメリットもありますが)。この PowerPoint Live のメリット・デメリットあたりは、僕のこのブログや YouTube で色々と紹介しています。で、色々便利な機能の中のうちの一つがスライドの翻訳機能。これは画面共有されていたら実現できません。どういう機能かと言うと、スライド内のテキストが自分が読めない言語だった場合、自分が読める言語に翻訳して表示してくれる機能です。しかも自分だけにしか翻訳されないので他の参加者に影響は与えません。なので多言語の人が参加している会議では、それぞれがそれぞれの母国語に翻訳すればOKですね。僕は英語ニガテマンなので英語のスライドが共有された場合は重宝しますが、大抵は画面共有されるので「 PowerPoint Live で共有してくれればいいのに…」と思います。

さて、そんなスライド翻訳の機能ですが、おそらく英語環境にはない問題がありました。操作性が悪い問題です。どんな問題かというと、翻訳したい言語を選択するボックスにマウスカーソルを当てられずにボックスが消えてしまうという問題。以下の記事内の真ん中らへんや、この記事に埋め込んでいる YouTube の動画でも解説しているので気になる方はチェックしてみてください。

Microsoft Teams : 会議の PowerPoint Live でスライドの翻訳ができるようになったけど…

この操作性の問題が、先週確認したら解消されていました。では解消前と現在で比べてみます。

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Microsoft Teams :ビデオクリップ機能で録画したデータの保存先についてサポートに問い合わせてみた

昨日、 Microsoft Teams のチャットに最大1分のショート動画を投稿できるビデオクリップ機能についての記事を書きました。

Microsoft Teams :チャットにビデオクリップ機能が追加された

この記事の後半で書いてるけど、この機能で作成された動画ファイルはどこに保存されているのか?という点が不明でした。なので Microsoft のサポートに問い合わせをしてみましたが、回答をいただけたので要点をまとめて追加記事にします。

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Microsoft Teams :チャットにビデオクリップ機能が追加された

なんとなく海外の人は好きそうだけど日本人にはウケるのか疑問な機能が追加されました。チャットに最大1分の録画した動画を投稿できる機能です。TikTok とか YouTube のショートみたいな感じですかね。(←使った事ないから適当に言ってます)

■先に用途を考えてみる

どんな用途が想像できますか?海外の人的な発想で考えれば、コミュニケーションの1つの手段として使うんですかね。リモートワークをしていてチャットで文字のやりとりがメインだと、うまく感情まで相手になかなか伝わらずに誤解が生じる場合もあるかと思います。かと言って気軽に電話しちゃうのはお互いの時間を奪う事になる。そういう時にパパっと動画で要件を伝える方法もありますね。ただ文字として残らないので検索もできないからやはり業務の要件を伝える事には適さないか。なので流れてもイイ事を想定すれば、例えば仕事仲間の誕生日に短いお祝い動画メッセージを送ったり、パーリーピーポーみたいな使い方ですかね?ほら、そういうの僕ら日本人はあまり得意じゃないでしょ?話を少し戻して業務で例えば機器の修理を現地でやっている時に本社の技術チームに技術支援をしてほしい場合は、「ココが調子悪いです」と動画でクイックに送信できれば説明が楽です。ただしたった1分なので簡潔にしないといけませんし、そもそもそういう時はビデオ通話かなぁ。という事でまず「ビデオクリップ」と聞いてどんな用途があるのか?から入ってみましたが、皆さん考え付きますか?

2022/09/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)チームチャットのビデオクリップ

説明も非常にシンプルなので、おそらく機能もシンプルかと思いますが、それでは触ってみます。

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Microsoft Teams :会議のスケジュール画面が別ウィンドウ表示されるようになった

Microsoft Teams デスクトップアプリは元々は1つの画面で切り替えて色々な操作をしていたけど、徐々に「ポップアウト」「ポップアップ」など表記揺れがあるもののいわゆる別ウィンドウで表示される機能が徐々に追加されてきました。

Microsoft Teams :別ウィンドウ・ポップアップ・ポップアウトの4種類をおさらい

この記事は2年前に書いた記事ですが、ここから更に今は増えて少なくとも5種類の別ウィンドウ表示される機能があります(もっとあるかも)。そして今回更にもう1つ別ウィンドウで表示される機能が増えました。会議のスケジュール画面です。

会議をスケジュールしようとカレンダーから新規会議のスケジュールフォームを開いて必要事項を入力していた時に、気になるチャットの通知が来たのでチャットに画面を切り替えて用が済んだらまたスケジュールフォームに切り替える…とか、会議をスケジュールする際に議題を書こうと思ったけど前回の会議内容やチャットでやりとりした内容を見ながら書きたい場合…など、イチイチ画面を切り替えたりするところで無駄な動作と思考の分断が発生しがちです。そういう時に会議のスケジュール画面が別ウィンドウで常に表示されていれば、 Microsoft Teams のメインウィンドウの方で別の作業や確認を横に並べてやったりもできるかと思います。おそらくそういう要望が多かったのか、会議のスケジュール画面が別ウィンドウ表示されるようになりました。

2022/09/28 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams :アクティビティのフィードの未読トグル

ようやく便利な機能が展開されはじめました。 Microsoft Teams の利活用が進むほどアクティビティのフィードの通知の流れが早くなります。そんな中、読んでいない通知のみを表示させられる未読トグルが出てきました。これにより雑多なフィードがスッキリし、未読の通知の取りこぼしが減るでしょう。

ここ最近この未読トグルだけじゃなく色々な機能が展開されはじめていますが、 Microsoft 365 の機能展開は期間の中でバラバラで、それはテナント単位ではなくユーザー単位です。つまり同じ社内でも機能が展開されるのが早い人もいれば遅い人もいます。場合によっては半月や1ヶ月くらい展開時期に差が出る感じです。そして僕はこのブログで「自分の環境で展開された機能をいち早く記事にしたい」と思っているのに、SNSを観測すると続々と機能展開されているのに僕の環境はなんだかいつも展開時期が遅く感じ…悶々とする毎日です。なので「あれ?この機能、あの黒いブログでなかなか取り上げないなぁ」と思ったら、そういう理由もあるという事です。

さて、2022/09/22 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新済み)アクティビティフィードの未読トグル

今朝僕の環境でようやく展開された事を確認したので、触ってみたいと思います。機能自体はシンプルです。

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