簡単にアンケートができる Microsoft Forms は便利ですよね。元々は教育用プランのみだったけど、このブログの過去記事を見ると、2年前の2018年の1月の記事で一般提供開始されたと言ってます。
それまで SharePoint のアンケートリストなんてものを使っていたけど、 Forms の方が簡単で便利なので非常に重宝されてきていると思います。
2018年の10月には無料で Microsoft アカウントがあれば利用できるようになったようです。
Microsoft Forms : Microsoft アカウントのユーザーがプレビュー版で利用できる!(つまりタダで利用できる)
そして、2019年の4月には Microsoft Forms Pro なんてものもプレビューで登場しました。
Microsoft Forms Pro :僕のテナントに Microsoft Forms Pro Preview がやってきた!
しかし、プレビュー終了すると有料になったので今では全く使っていません。
なんて急に自分のブログの記事をベースに Microsoft Forms の歴史を振り返ってしまいましたが…(笑)
とにかく Microsoft Forms も着実に進化してきていますね。たまに触るとなんか違う?と思う事もあります。便利ですがアンケートなんてそう毎日とるようなものじゃないし。
ただ、今日 Forms のホーム画面を開こうと思ったら思い切り違和感を覚えたんです。
▼えっ??
一瞬、アプリランチャーのアイコンを間違えてクリックしたと思いましたよ。ちなみに旧の画面は
▼これです
全然違いますよね。で、新しい方はちょっと既視感があって、それは…
▼ Word Excel PowerPoint の Online です
非常に似ていますね。他にも
▼ OneNote も同じでした
まとめると、例えば SharePoint や OneDrive のようにアプリランチャーからアプリアイコンをクリックすると別タブで独自のホーム画面が表示されるパターンと、今のところ確認できるのは、 Word / Excel / PowerPoint / OneNote / Forms のようにアプリアイコンをクリックしても別タブ遷移ではなく同タブ遷移でホーム画面にアプリランチャーも残るパターンがあるようです。
そしてデザインとしては SharePoint や Yammer と同じく Fluent デザインシステムが適用されているようですね。
このように徐々に Microsoft 365 全体で一貫したデザインにしていく取り組みの一つが今回の Forms のホームページの変更なのではと思います。
しかし、旧 Forms ホームページが差し変わったわけではありません。URLが違いますからね。なので、旧URLにアクセスしてみると、
▼旧ホームページが表示されました
さて、変わった新しい Forms のホームページに戻ると、
検索バーが上部中央に移動になりました。これも一貫したデザインの一つですね。ただ、 SharePoint などと同じく Microsoft Search のようで Forms 内だけを検索するわけじゃなさそうです。今試しに検索してみたけど…旧ホームページの検索からはキレイにアンケートのタイトルで結果に表示されたのが、新しいホームページの検索で同じキーワードで検索しても余計なものばかり結果に表示され、肝心の Forms 内のフォームは表示されませんでした。これはちょっと微妙…。
次に新しいホームページを見ると気になるのが
▼「ピン留め」というタブ
開くとこのように何もないんだけど、そもそも Forms にピン留めなんて機能あったっけ?と思ったんです。そしたら、
▼「ピン留めに追加」がありました
ピン留めすると、
▼このように「ピン留め」タブに表示されます
旧ホームページにはピン留めできるUIがないので、新しいホームページの機能のようです。上述の通り今は検索がちょっと微妙だったので、大事なアンケートはピン留めしておいた方が良さそうですね。
▼旧ホームページには右下にごみ箱があります
それが新ホームページには見つからない!探してみると…
▼「すべての自分のフォーム」をクリックし
▼「削除されたフォーム」タブの中にありました
う~む、これはちょいとわかりづらい!
他は特に気になったところはありませんでした。
このようにシレっと変化が色々なところにあるので、会社によってはIT部門への問い合わせが増えてくるんじゃないでしょうか。できればユーザーに耐性をつけてもらって、多少の変化は自分や周囲でなんとかしてもらえるといいですね。やはり、より一層社内のチャンピオン制度などの社内コミュニティの形成が必要ですね。チャンピオン達が積極的に情報収集して社内に向けて発信し、ユーザーはIT部門ではなく社内コミュニティに質問をする。互助の精神。大事かと思います。