4月下旬に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージセンターについてのメッセージがありました(ややこしい…)
▼新機能: メッセージ センターのプランナー統合の概要
つまり、メッセージセンターにメッセージが表示されると、 Microsoft Planner のプランにタスクとして登録されるという意味の同期っぽいです。僕は1・2年前から、毎日何度もメッセージセンターをチェックしてメッセージが追加されると興味のあるメッセージのみ自分の手作業で Microsoft Planner にタスクとして登録していたので、それが自動化されるとしたらうれしい事なので首を長くして待っていました。ただこの文面だと詳細はよくわからないですよね。
昨日、とうとうその機能が展開されたので試してみます。
▼メッセージセンターに「 Planner の同期」が
懐かしの怒ったアンパンマンみたいな旧アイコン!なんで旧アイコン!?(笑)
▼クリックするとこんな説明が
▼次に進むとこんな感じ
まず同期する Microsoft Planner のプランを選択します。なので事前にプランを準備しておく必要があります。
▼次はバケットの選択
どうやらメッセージのカテゴリでバケットを分岐させるような事はできないようです。1つのバケットを選択するのみです。
▼次に色々な設定項目が
同期するメッセージの種類やカテゴリを色々と選べるようです。
▼インポートするメッセージを選びます
つまり今現在溜まっているメッセージをどうするか?という事ですね。今溜まってるメッセージはすでにチェック済だから不要の場合は「現在のメッセージをインポートしない」でしょうし、後は日数を指定するようです。最大28日前からのメッセージが対象のようですね。そしてインポートできるのは最初のこの設定しかできないようです。
▼最後に設定の確認
で、ここまでは現在までの溜まっているメッセージの処理について。これから先は…
▼これからの同期の設定です
うん、現在のメッセージのインポートはこれまでの設定だけど、これからの同期に関してはやはり Power Automate が使われるようです。1・2週間に Power Automate の中でそれらしいアクションを見つけていたけどやはりそうでした。で、フローの作成はここで勝手にやってくれるようで、同期の開始時間と繰り返しの選択をするのみです。簡単です。
▼繰り返しは1日~4週間
ここは毎日、つまり「1日」でイイと思いますけどね。僕は迷わず1日を選びました。
▼フローの作成
コネクタのサインインができていない場合はここからサインインします。
これで設定は完了です。
もう一度、メッセージセンターの「 Planner の同期」をクリックすると、
▼設定を編集する事ができます
では、同期がどうなったかをチェックします。
▼ Microsoft Planner の同期したプラン
ちゃんと指定したプランのバケットにタスクとしてメッセージが登録されていました。そしてすぐに気が付きました。英語かい!!!メッセージセンターの言語設定を日本語にしていても、英語のようです。これはちょっと痛い。
▼タスクの中身
ガッツリ英語ですね…。あれ?そういえばメッセージ内に画像が入ってたらどうなるんだ? Planner のメモ内はリッチテキストじゃないハズ。
▼なるほど、画像は添付ファイルでした
う~ん、仕方ない事だろうけどこれもちょっと残念。
という感じです。英語ってところが英語ニガテマンとしては残念。さて、そしたら、せっかくの Power Automate なんだから、フロー側で例えば翻訳アクション挟んだり、場合によってはカテゴリでバケットを振り分けたりできないか?と思うわけです。
Power Automate でフローを確認してみると…
▼ Sync Microsoft 365 message center to Planner
こういうフローが作られていました。つまり設定をしたユーザーのフローに追加されるんですね。
▼フローの中身
1トリガーに1アクションだけ!予想では Planner にタスクを追加するアクションくらいはあると思っていたけど、どうやらこの「 Sync messages to planner 」というアクションは特殊なアクションのようですね。
▼アクションを開いたら
う~む、ここで設定できる事は何もないです。しかも、
▼後続のアクションに渡す値もない
なので、例えばすでに上述のように日本語にしたい場合は、このフローをイジっても実現できなさそうですね。となると、例えば別に翻訳するフローを作るなどの対応が必要そうですね。
という事でした。メッセージセンターは基本的にテナント管理者の人達がチェックする事が多いと思います。またはテナント管理者以外でメッセージをチェックしたい人には、ユーザーの役割にメッセージセンター閲覧者を割り当てたり。ただ、例えば、複数人のチームで Microsoft 365 の重要情報を分担してチェックしたり、調査したり、展開された事を確認したりする場合、この Planner と同期すれば良さそうですね。