7月中旬に Microsoft 365 管理センターのメッセージでアナウンスされていましたが、 SharePoint のページを編集する際に操作を元に戻したりやり直す機能( Undo / Redo )が僕のテナントに展開されたので、試してみます。
▼日課の早朝 SharePoint チェックをしていたら編集モードにした際に違和感をおぼえました
おぉ!「元に戻す」とな!
▼とりあえずテキストWebパーツを追加してテキスト入力しました
すると「元に戻す」のグレーアウトが解かれました。
▼「元に戻す」の右の矢印をクリックするとメニューが展開されます
「元に戻す」と「やり直し」が表示され、また Ctrl+Z と Ctrl+Y の定番のショートカットキーもあるので他の様々なソフトと同じ操作感でうれしいですね。
▼試しに「元に戻す」を一回クリックすると…
「テキスト」という文字が消えるのかと思ったら変換前の「てきすと」に戻りました。そんな細かい粒度で戻るんですね!
▼更に「元に戻す」をもう一回クリックすると…
1文字ずつ消えていく感じです。個人的にはそこまで細かくなくても良いと思うけど…。
▼全て元に戻せました
▼そこから「やり直し」を一回クリックすると…
やはりこちらも1文字ずつ追加されていく感じです。
では、どのタイミングまで操作が記憶されているのか?(「元に戻す/やり直し」が使えるのか?)
▼まず「下書きとして保存」をしてみました
▼再び編集モードにしました
下書きとして保存をしてもまだ保持されているようです。
▼発行してみました
発行後に再度編集モードにしてみると…
▼あっ、「元に戻す」がグレーアウトされているのでリセットされたようです
なので、操作が記憶されているのはあくまでも発行するまでの間のようです。ただし、発行していなかったとしても下書きとして保存した後にブラウザのタブを一回閉じて再度ページを開いて編集モードにしても操作の記憶はリセットされて「元に戻す」がグレーアウトされていました。
つまりまとめると、ブラウザのタブが保持されていて発行されるまでの操作が記憶されているようですね。
他にも気になるところを軽くチェックします。
まずは、どのくらいの数の操作を元に戻せるのか?
▼テキストを100回タイピングしてみました
その後、「 Ctrl+Z 」を繰り返してみると…
▼全部元に戻りました
100回タイピングしたのでとりあえず100回の操作は記憶されているようですがこれ以上はそこまでヒマではないのでやめておきます。まぁ、通常100回の操作を元に戻せたら十分ですよね。
次に気になった点として、「 Ctrl+Z 」を長押しした時の挙動。こちらは例えば通常のテキストエディタだと長押しした分元に戻るけど、 SharePoint の方も同じく長押しした分元に戻ります。ただ見え方が違います。
▼テキストエディタで「 Ctrl+Z 」を長押しした時の挙動(動画)
▼SharePoint で「 Ctrl+Z 」を長押しした時の挙動(動画)
テキストエディタなどは長押しするとリアルタイムで1回ずつの操作が元に戻る見せ方なので長押ししている指を離すタイミングを計りやすいけど、 SharePoint の方はリアルタイムに元に戻る見え方じゃないので長押ししている指を離すタイミングがわからないですね。ただ、長押しするほど元に戻す事があるかというと微妙なので大きな問題ではないと思いますが。
この「元に戻す/やり直し」はどんな実装がされているんでしょうね。過去に別のCMSでは実装方法に難があってこの機能のおかげで操作がモッサリするという事があったなぁ。今のところ特に気が付いた事はないけど。
という事で、またまた便利になりましたね!どんどんモダンサイトでモダンなページやニュースを使っていきましょう!