今年の5月に Microsoft 365 管理センターに以下のメッセージがありました。
▼更新された機能: Yammer の Office アプリランチャー
ちょくちょく更新されるか確認していたのですが、僕のテナントでも更新が展開されたようです。では見てみます。
▼今までの Yammer のスイートバー
スイートバーとはこの上部のバーのところです。あ、僕のテナントはスイートバーをカスタマイズしているので、そもそもデフォルトの見え方が違うのでややこしいのですが、ご容赦ください。
▼今朝の Yammer のスイートバー
たいして変わっていないとは思いますが、やはり大きな点が「 Skype for Business 」のアイコンが消えたところですね。あと地味に通知のベルのアイコンも消えていますね。その意図はなんだろう?
▼左上のワッフルアイコンをクリックすると表示される Office アプリランチャーもこのように他と同じ挙動に
この Skype for Business のボタンが消えた Yammer のスイートバーの更新のタイミングで、つい先日、 Skype for Business( Online )のリタイアのアナウンスがありましたね。2年後だそうです。
▼ Skype for Business Online is retiring
偶然なのか意図したものなのか。
スイートバーのUIを Office 365 内で統一する事は良い事だと思います。 Office 365 ホームや SharePoint や Outlook on the Web などには、スイートバーの真ん中に Microsoft Search の検索があるけど、そのうち Yammer も含めてそうなるのかな?
あとは、 Power Platform 系は位置付けとして Office 365 の括りではないので、どうなるのか?(特に PowerApps は出所が出所なのでなんとなく予想つくけど一応)
▼ PowerApps のバー
スイートバーと似てるけど、いつまで経っても右上のユーザーアイコンは Office 365 で設定する画像にはならないですよね。左上のワッフルのアイコンも クリックすると挙動が違うし( PowerApps と Microsoft Flow でも挙動が違う)。
こういう時はソースを見ると中の人の思惑がわかる場合もあるので調べてみます。
▼ Yammer のスイートバーのソース
Yammer のスイートバーのソースを見ると id に「 suite 」や「 O365 」などが書いてあります。
▼ PowerApps のバーのソース
予想通りソースを見ると id に「 d365 」がたくさん書かれています。
▼ Microsoft Flow は O365 も d365 も記載なし。
▼ Power BI は o365 と書かれている。
なんてところもソースから垣間見る事ができますが、今後 Power Platform のバーはどうなるんでしょうか。
いずれにせよ、一貫性は大事なので(スイート)バーは、できる限り、ある程度徐々に統一されていって欲しいですね。