Office 365 の様々なアプリの上部に統一された Office 365 のナビゲーションバーがあります（現時点では結構統一されてない印象だけど…）。
「スイートバー」なんて呼ばれている事もありますが、管理センターの設定事項には「ナビゲーション バー」と記載されているので、以降そのような記載をします。
Office 365 ナビゲーションバーについて、4月に以下のようなメッセージがありました。
▼メッセージ「 Office 365 カスタム組織テーマへの更新」
相変わらずなんのこっちゃ？という感じの翻訳ですが、カスタマイズされたナビゲーションバーのカスタムロゴの位置の変更との事です。詳細は以下のページに記載があります。
組織で使用する Office 365 のテーマをカスタマイズする
https://support.office.com/ja-jp/article/8275da91-7a48-4591-94ab-3123a3f79530
これ、その後すっかり忘れていたのですが、今朝、僕のテナントでカスタムロゴの位置が変わっていました。
と、その前に、カスタムロゴはどこで設定をするのかというと…
▼ Office 365 管理センター → 設定 → 組織のプロファイル → 組織用のカスタム テーマの管理
ここで設定したカスタムロゴの事です。それでは下に変更前後の比較をします。
今まで真ん中にあったロゴが左に位置が変わり、「Office 365」の部分に置き換わるという事です。
一般的に人間の視線の法則としてよく聞くのが「Zの法則」や「Fの法則」（わからなかったらググってみてください。）ですが、いずれにせよ左上が一番目につく場所なので、そこにカスタムロゴを配置するという事ですね。その割にはレスポンシブWebデザインである Office 365 ナビゲーションバーは、タブレットサイズ以下になるとロゴは非表示になるんですけどね。重要なのか重要じゃないのかよくわかりません。
真ん中にあったロゴが左にうつった事で大きな影響はないとは思いますが、もしナビゲーションバーの背景画像とロゴをうまく組み合わせるような凝ったデザインをしている場合は、配置変更は検討する事が出てきそうですね。
また、ロゴの位置の変更よりは「 Office 365 」の表記が消えた事により、Office 365 ホームへのリンクがこの表示上からはなくなってしまう点は、もしかしたらユーザーの混乱になるかもですね。
この場合は、ワッフルメニュー内から Office 365 ホームに戻る感じですかね。まぁ、 Office 365 を利用する場合に、 Office 365 ホームを起点とするユーザーだとしたら、そこから各アプリにリンクをする際には別タブで表示されるので、 Office 365 ホームに戻るリンクがなくても困る事はあまりないのかな。そういう意味では、ユーザーの利用の仕方によって左右されるので、この変更の影響度は難しいところです。IT部門などは事前にユーザーにアナウンスしておいても良いかもです。
やはりIT部門や利活用促進部門やプロジェクトなどで社内に対して Office 365 の情報発信をする事は大事なのかなと思います。興味ある人は積極的に見るし、ユーザーが反応できるような発信方法だったとしたら、そこから社内インフルエンサーを把握する事もできそうです。そういう人たちをもっともっと巻き込むことにより、より一層利活用促進されると思っています。
また、ついでに諸注意ですが、特に大企業の場合は、会社のロゴは社内利用であってもロゴガイドラインに従わなければいけない事もあります。中には結構厳しくガイドラインを設定している企業もあります。デザインの苦手なIT部門などの担当者であってもガイドライン遵守は例外ではないので、ちゃんとガイドラインを読んでロゴを加工するか、もしくはガイドラインを作った部門やデザイナーさんに相談してみましょう。
あ、SIerさんも同じです。開発が得意でもデザインは…とか、熟練プログラマーは多数いるけどデザイナーやデザインができる人はいない…、なんて事も少なくはないのかなと思いますが、お客様からの依頼でこのような作業があったとしたら、しっかり事前にお客様からヒアリングした方が良いですね。
