Microsoft 365 Copilot ライセンスがなくても Copilot ノートブックが利用できるようになった

Copilot ノートブック( Copilot Notebooks )は、一言でいえば、スクラップブックのように色々な資料を集めて、その内容をもとに Copilot を利用できるワークスペースです。ノートブックの Copilot に質問をすれば、ノートブック内のコンテンツに焦点を絞って回答をしてくれたり、複数資料を一気にまとめて概要を出してくれたり、オーディオ概要にして移動中に聞きながらインプットするような事ができます。

Microsoft 365 Copilot ノートブックの使用開始
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/get-started-with-microsoft-365-copilot-notebooks

登場からこれまで Copilot ノートブックは商用アカウントの場合は M365 Copilot ライセンス保有の M365 Copilot (Premium) ユーザーしか利用できませんでした。しかし、 Copilot Chat (Basic) や M365 Copilot (Basic) ユーザーでも利用できるようになっています。

2026/06/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft 365 Copilot Chat for Basicユーザー向けのCopilotノートブック

6月中旬に一般提供開始となっていますが、僕の環境では本日展開されている事を確認したので、では触ってみます。

▼ Copilot Chat (Basic) ユーザーのアプリ起動ツール内

「 Notebooks 」がありましたね。昨日まで表示されていませんでした。

▼念のため M365 Copilot (Basic) ユーザーでも確認しました

Copilot Chat (Basic) ユーザーに戻って、クリックしてみると、

▼初アクセスなので何もない

とりあえずノートブックを作ります。

▼新規ノートブック作成

▼項目を埋め込んでファイルを指定

このようにスクラップブックに写真や新聞の切り抜きを置くようなイメージで、ノートブックにスクラップしたいファイルを追加していきます。 M365 Copilot (Premium) の場合は、ファイルの他に「会議」「サイト」「リンク」など色々なデータを追加できますが、 M365 Copilot ライセンスがないので Work IQ が利用できないので、そこは制限事項ですね。このファイルの中には Copilot ページも含まれるので、 M365 Copilot Chat の回答を Copilot ページ化すれば、それを参照させることで、実質 Copilot Chat の回答をノートブックに含める事ができるというわけです。

▼作成されたノートブック

このように参照させた全てのファイルを元に、勝手に要約や主要な分析情報などは作ってくれます。更に右側のチャットから、ノートブックに追加したデータに絞って質問に回答したり生成してくれます。

ただし、やはり M365 Copilot (Premium) との機能差は Work IQ だけじゃないようです。

▼ Copilot Chat (Basic) ユーザーのノートブックの作成メニュー

▼ M365 Copilot (Premium) ユーザーのノートブックの作成メニュー

だいぶ差を付けられていますね。オーディオ概要もないんですね。僕は出張などで新幹線に乗る時に、移動時間にノートPCで作業すると酔っちゃうので、オーディオ概要を作って新幹線の中ではそれでインプットするような事もやっていますが、 M365 Copilot ライセンスがないとダメっぽいですね。

また、チャット画面を見ると、 M365 Copilot (Premium) ユーザーでは、

▼ M365 Copilot (Premium) ユーザーのノートブックのチャット画面

「+」ボタンの右にリサーチツールエージェントのアイコンのボタンがあります。ここからリサーチツールエージェントを呼び出す事ができますが、 Copilot Chat (Basic) だとありません。そうですよね、リサーチツールエージェントは M365 Copilot ライセンスがあるから利用できるエージェントですからね。

あとは、 Copilot Chat (Basic) ユーザーでも使える機能は、

▼共有

ノートブックを共有する事も可能なようですね。

さて、最初の方で紹介したメッセージセンターの内容に戻るけど、少し気を付けたい点がありますね。ノートブックのデータは、あのイマイチ得体のしれない SharePoint Embedded のコンテナに保存される仕組みなので、つまり Copilot ノートブックのデータは SharePoint の容量を逼迫します。 SharePoint の容量が問題な会社の場合は、ちょっと検討しないといけないかもですね。

TAICHI