Microsoft 365 Copilot Chat の回答に過去の会話履歴も含めてくれる「チャット履歴」

Microsoft 365 のライセンスがあれば利用できる安心安全のエンタープライズデータ保護された状態で Copilot とチャットUIで会話できるのが Microsoft 365 Copilot Chat ですが、同時に Microsoft 365 Copilot ライセンスがあれば Microsoft 365 の様々なアプリに Copilot が組み込まれているのも特徴の1つですね。しかし、M365 Copilot Chat 起点でコンテンツを作り上げる Word / Excel / PowerPoint エージェントもしかり、先日発表された Copilot Cowork でも基本的には M365 Copilot Chat から離れずに目的を達成させることもしかり、どうも結局はチャット起点でチャットで完結させるストーリーになってきている傾向があると感じます。

そんな M365 Copilot Chat ですが、会話をすればそれが会話履歴として蓄積されていきます。すると会話の傾向からそのユーザーがいつも何を求めているのか?どんな質問をよくするのか?などなどがわかりますよね。今回のアップデートではその会話履歴も Copilot が情報源として回答をしてくれるようになっています。

2025/09/23 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ (更新)Microsoft 365 Copilot:メモリとパーソナライズのアップデート

チャット履歴を使って応答をパーソナライズするという事です。またチャット履歴を含めるかどうかは各ユーザーが有効・無効を選択できるようです。

そしてこのアップデートの恩恵を授かるのはメッセージを読む限りだと「すべての Copilot Chat ユーザーに提供されます。」という記載があります。

▼メッセージから該当部分を抜粋引用

「 Copilot Chat ユーザー」とは?ですが、最近の流れから読み取ると Microsoft 365 Copilot ライセンスの有無関わらず Microsoft 365 Copilot Chat が利用できるユーザーという意味かと思います。ただし、現時点では僕の環境だと Microsoft 365 ライセンスのみユーザーにはアップデートが来ていません。最近色々と Microsoft も方針転換があるようなのでちょっとどうなるかわからないです。今回記事にしたのは M365 Copilot ライセンス+フロンティアプログラム参加ユーザーは前から登場していましたが、数日前にフロンティアプログラム未参加ユーザーでも利用できるようになっていたのを確認したので、とりあえず一般提供が3月には完了するという事で少しずつ利用できる人が増えてきていると思い記事にしています。

では確認してみましょう。チャット設定画面を開く導線は複数ありますが、

▼ M365 Copilot Chat の右上「…」→「設定」

▼チャット設定の左メニュー「個人用設定」

下に「チャット履歴」がありますね。アップデートが展開されると既定でオンになっています。フロンティアプログラムユーザーだと「(Frontier)」という記載もありますが、おそらく外し忘れなのかな?と思います。というのも、フロンティアプログラム未参加ユーザーが同じ画面を確認すると、

▼フロンティアプログラム未参加ユーザーの「個人用設定」

このように「(Frontier)」という記載はありません。

そして Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーが同じ画面を開くと、

▼ Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーの「個人用設定」

このように「チャット履歴」はありません。まだないのか?ずっとないのか?わかりませんが、複数ユーザーで確認したけど僕の環境では全てのユーザーが表示されていませんでした。

では、チャット履歴がオンになっていると、チャットで Copilot と会話をしていてどういう影響が出るのか?ちょうど良い会話があったので見てみます。

▼僕から Copilot への質問

このように Microsoft Search についての質問をしました。ただ、この質問は1回目の質問で、僕が Copilot と会話を初めて最終的に聞きたかったのは、 Microsoft 365 Copilot の情報源なのか?という点でして、あとで追加質問しようと思っていたんです。すると、

▼ Copilot の回答の一部

このように「以前ご質問いただいた内容とつながりますが、」という記載があり、僕が後で本当に知りたかった質問を先に回答に含めてくれていました。これは僕が「〇〇は Microsoft 365 Copilot の情報源に含まれますか?」などの質問を過去によくしていたからですね。このようにチャット履歴をオンにしていると会話履歴を汲んでくれるというわけです。

という事もあるので、例えばチャット履歴で汲んでもらいたくないような会話履歴があれば、履歴から削除するなどのメンテナンスもする必要があるかもしれませんね。僕はしないけど。また、そもそも会話履歴を汲んでもらいたくない場合は、チャット履歴をオフにすれば良いですね。

ということで、仕事仲間と会話をしていても相手の関心事などは会話を重ねるとわかってくるので、より良い会話ができますよね。それが M365 Copilot Chat でも実現できるわけです。

TAICHI