Microsoft 365 Copilot :左ナビゲーション下部に表記が加わりそして最近表記が変わった

目ざとい読者さんなら気が付いているかもしれませんが、少し前から Microsoft 365 Copilot の左ナビゲーション下部に表記が加わりましたよね。

▼2025/12/01 時点の左ナビゲーション下部

これは M365 Copilot ライセンスを保有しているユーザーです。「 プレミアム Copilot 機能が有効になっています」という記述が追加されています。つまり M365 Copilot ライセンスがありますよって事でしょうけど、残念ながらこの時点の M365 Copilot ライセンスのない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーの左ナビゲーションのスクショが手元で見つからなかったので、今となっては不明です。

というのも、12月1日時点でこの表記でしたが、昨日か一昨日あたり(12/03? 12/04?)からその表記が変わっていたからです。

▼2025/12/05 時点の左ナビゲーション下部

スッキリと「 M365 Copilot 」という表記に変わっていました。

う~ん、でも左ナビゲーションには上部にも「 M365 Copilot 」という表記がありますよね。

▼こう見るとナビゲーションの上下に「 M365 Copilot 」と書いてある

これ未だにややこしい「 Microsoft 365 Copilot アプリ」という意味と「 Microsoft 365 Copilot ライセンス(プラン)」という意味と、同じ「 M365 Copilot 」でも2つの意味合いがあるという点があります。つまり、下部の表記は右に〇に「i」が入っているインフォメーションマークがあって、クリックすると吹き出しが出ます。

▼クリックした時の吹き出し

ということで、ナビゲーションの上の方はアプリという意味の「 M365 Copilot 」を意味し、下の方はライセンス(プラン)という意味の「 M365 Copilot 」を示していると言えるでしょう。ややこしいですね。つまり、ナビゲーション下部に「 M365 Copilot 」と表記されていれば、 Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されているので、 M365 Copilot Chat にメッセージを送った後の回答は Microsoft 365 内のあなたが閲覧できるアクセス権の範囲内の情報で回答してくれますよという意味ですね。

それでは、2025/12/05時点の Microsoft 365 Copilot ライセンスは付与されていない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーだと、どのような表記でしょうか。

▼2025/12/05 時点の左ナビゲーション下部

やはり表記が違いますね。「 Copilot Chat 」という表記になっています。吹き出しをクリックすると、

▼クリックした時の吹き出し

やはりそうですね。 Microsoft 365 Copilot ライセンスが付与されていないので、 Microsoft 365 内のデータは回答に含まれません。Web上のデータもしくはメッセージ欄に追加したデータもしくは開いているコンテンツ内のデータのみで回答される状態です。

ということで、表記の仕方は置いといて(色々と中の人も試行錯誤しているんでしょうね)、やはりアプリ名が「 Microsoft 365 」から「 Microsoft 365 Copilot 」に変わった事によって混乱が発生し、更に最近は Microsoft 365 ライセンスのみでも利用できる Copilot の範囲も増えている事から、どうしてもエンドユーザーにとっては違いがわからないでしょう。ここ最近もSNS上で Microsoft Ignite の情報を勘違いした生成AIインフルエンサーが「 Microsoft 365 Copilot の機能が無償で解放される」みたいなニュアンスでポストしてバズっていて多くの人が勘違いをしていましたし。現時点では Microsoft 365 Copilot ライセンスの大きな特徴は上にスクショで出した「 M365 Copilot 」の吹き出しの内容の通りで、 Microsoft 365 内のデータが回答に含まれるという点です。 Microsoft Graph グラウンディングであるし、先日の Microsoft Ignite の情報で言えば「 Work IQ 」でしょう。これができるできないが一番大きな点です。そして現時点ではそれが Microsoft 365 ライセンスのみに開放されるという情報はないです。

わかりませんが、このナビゲーション下部の表記はライセンスの有無やその違いを明確に示すための取り組みの1つなのかな?と思っています。

TAICHI