Microsoft 365 Copilot :リサーチツール(Researcher)エージェントでソースを選択可能に

突然ですがアンケートを実施させてください!Microsoft 365 Copilot ライセンスと利用状況についてです。選択肢最大4問なので1分かからずに回答できます。もちろん匿名なので気楽に回答おねがいします。後日結果を記事にします。

Microsoft 365 Copilot 利用状況アンケート(※匿名アンケートです)
https://forms.office.com/r/fRknR7EHDg


さて、そんな M365 Copilot ライセンスがないと利用できないエージェントが「リサーチツール」ですが、今回はリサーチツールエージェントに関するアップデートです。

Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新)Microsoft 365 Copilot: 研究者エージェントのソース管理

ソース管理って表現だと物々しいですが、範囲を選択できるってことですね。Webの情報からリサーチしてもらうのか?M365の社内情報からリサーチしてもらうのか?はたまた両方なのか?など。たとえばそれらを今までやろうとしたらメッセージ欄の依頼内容にその旨も書かなきゃいけなかったり、書いたとしても約束守ってくれない場合もあったりしたと思います。それが選択形式で明確にオンオフできるのは便利ですね。実際に確認してみます。

▼リサーチツールエージェントに切り替えた

このメッセージ入力欄を良く見ると、

▼左下に「ソース」というボタンがあり、クリックすると、

▼ここでソースを選択できます

「会議」が薄くなって更に下に続いていますが、

▼あと「チャット」だけです

あと1つだったらもう少し縦長にして全部表示してもらいたいところですが、上部に「ソースで検索します」ってわざわざ検索ボックスもあることから、今後増える事を予定しているのかなと思います。今は、

┣ Web
┣ 職場
┣ SharePoint
┣ メール
┣ 会議
┗ チャット

という配列のように思えますが、「職場」と「SharePoint」の間に罫線がある事から察することができそうで(いや、ちょっとわかりづらいけど)、

▼「職場」をオフにすると、連動して以下全てオフになる

つまり、

┣ Web
┗ 職場
 ┣ SharePoint
 ┣ メール
 ┣ 会議
 ┗ チャット

こういう事ですね。

そして、部分的にソースを選択すると、

▼こうなります

良く見ると上部の「リサーチ ツール」というタイトルの下に選択したソースが表記されていますね。

という感じで絞った状態でリサーチツールにリサーチしてもらう事ができますね。


社内で Microsoft 365 が利活用され様々なデータが蓄積されていたら?という前提にはなるけど、 Microsoft 365 Copilot の特性を活かすなら、大量の情報をアップロードして読み込ませずとも色々とお願いができちゃうという点。リサーチツールを活用するというと例えば自社製品と競合製品の比較とか業務に直結するリサーチをお願いしがちだけど、たとえば、回答は見せないけど、

▼ソースを「会議」に絞ってこんなお願いをしてみる

こういうのはなかなか自分の怪しい記憶と個人的主観が入って気付かない側面が多かったりするでしょう。また「会議」ってのは必ずしも自分が参加した会議に限らないです。僕が特に忙しいマネージャー職の人にアドバイスしているのが、自分が参加できない会議であっても参加者に入れてもらう事です(録画してもらいます)。すると自分が参加していないたくさんの会議についての客観的な調査をしてもらう事で、会議内容もそうだし部下のコミュニケーションなんかも知る事ができるかもしれないです。そういう使い方もできそうですね。同じく「チャット」で絞ったり「メール」で絞っても、絞る事によって得られる事もありそうですね。とりあえずさっき会社のアカウントで同じく「会議」に絞ってリサーチしてもらいました。色々試してみようと思います。皆さんもコレって使い方が特定されているわけじゃないので、自分のアイデアでドンドン良い使い方を試行錯誤してみましょう。僕はそれが生成AIとの向き合い方の1つだと思っています。とにかく使い倒す。相手は文句ひとつ言わないで動いてくれますからね。

TAICHI