数日前に「近日公開予定…」の謎メッセージについての記事を書きました。
これは目的として Microsoft 365 Copilot Chat を使ってもらうべく色々な施策が走っていますが、それの1つとして名称変更があり、やはり「 Copilot 」を示唆する名前にしたかったんでしょうね。
Microsoft 365 Copilot Chat の認知度向上祭?( Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用可のヤツ)
という事で、 Microsoft 365 というアプリが Microsoft 365 Copilot というアプリに変わるという事でしたが、僕の環境にも変更されはじめてきたので、ちょっと色々と変化を観察してみたいと思います。
変更前後どちらのユーザーも僕の環境にいるので、並べて見てみます。
▼【左】:変更前 【右】:変更後
これは Microsoft 365 にサインインしたあとに表示されるホーム画面です。変更前は「 Microsoft 365 ホーム」と言っていましたが、変更後は「 Microsoft 365 Copilot ホーム」と言った方が良さそうです。ややこしい…。というのも上のスクショは小さいのでクリックして拡大表示してもらいたいのですが、ブラウザーのタブの表示が、変更前の【左】は「ホーム | Microsoft 365 」だったのが、変更後の【右】は「ホーム | Microsoft 365 Copilot 」になっています。
次に、ウェルカムメッセージが、【左】は「 Microsoft 365 へようこそ」だったのが、【右】は「 Microsoft 365 Copilot へようこそ」になっていますね。
次に、【右】はなぜかそのウェルカムメッセージの下に検索バーが表示されているのでアレ?って思ったら、良く見ると【左】のように今まであった上部のバーが【右】では無くなっていますね。上部のバーに存在していた検索バーがウェルカムメッセージの下に行き、そして右上にあったフィードバックや設定やユーザーのアイコンボタンが、【右】だと左下にありますね。アプリバー内に。
▼歯車アイコンをクリックするとヘルプやフィードバックもここにあった
更に、【左】は左のアプリバー内の上部に Microsoft 365 のロゴがありましたが、【右】はなくなっています。代わりにアプリ起動ツールのボタン(ドラゴンボールのクリリンの額にあるような9つのドットのやつ)が移動しています。
そしてそのアプリバー内のアプリアイコンの位置が変わりましたね。【左】では縦方向に中央寄せに配置されていますが、【右】では上付きで配置されています。これ昔は上付きの配置だったのが去年2024年9月あたりに突然中央寄せに変更されたんですよね。
それから半年もせずに元に戻るということは、中央寄せが評判悪かったのかもしれないですね。
さて、アプリ起動ツールを開いても違いがあります。
▼【左】:変更前 【右】:変更後
アプリ起動ツール内の左上が【左】は Microsoft 365 のロゴですが、【右】は Microsoft 365 Copilot のロゴです。もちろん挙動は同じでホームに戻ります。なかなかややこしいですね。アプリ起動ツール内の検索バー内は左右ともに「 Microsoft 365 アプリを検索する」になっていますが、おそらく変更漏れでしょうね。中の人が気が付けば、そのうち「 Microsoft 365 Copilot アプリを検索する」になるんでしょうね。
という事でザックリと変更前後の違いを並べて観察してみました。
Microsoft Store のストアアプリである Microsoft 365 アプリも Microsoft 365 Copilot アプリに変わります。以前の記事のスクショを持ってくると、変更前は、
▼ Microsoft Store では以前は「 Microsoft 365 (Office)」だったけど、
▼今は「 Microsoft 365 Copilot 」に変わっています
そもそも、元々 Office 365 だったこともあり、 Microsoft 365 アプリにもこのように表記に「(Office)」なんて追加されていましたが、今回はそれはありませんね。そして本当にややこしいけど、以前の記事でも言及しましたが、アプリとしての Microsoft 365 Copilot と、ライセンスとしての Microsoft 365 Copilot は別なので、 Microsoft Store でこのアプリを見つけた時にユーザーは「あ、私は会社から Microsoft 365 のライセンスしか付与されていないので、このアプリは使えないな。」って思ってしまうかもしれないですよね。ややこしい。
さて、ではこのストアアプリを開いたらどうなるでしょうか?
▼数日前の Microsoft 365 アプリ
▼今アプリを開いたところ
最初に表示されるボックスの表記が変わりましたね。日本語がややおかしいですが…。
もちろん WIndows のタスクバーの表示されるアイコンも変わっています。
▼タスクバーに表示された Microsoft 365 Copilot アプリのアイコン
このストアアプリの Microsoft 365 Copilot アプリは世界中でどれだけの利用率なのかわかりませんが、僕の肌感だと結構低いんじゃないかと思います。そもそも知らない人も多そう。
最後にモバイルアプリも変わりましたね。
▼ 数日前の iPhone のホームのアプリアイコン
▼今のアプリアイコン
急に変わってビックリする人もいそうですね。そして数か月前?から職場アカウントだとサインインできなくなった Copilot アプリと並べると、
▼ややこしい!
さて、数日前に Microsoft 365 アプリを開くと、
▼なんか文字化けみたいな案内でヒドイ
これが、アプリ名が変わったあとにアクセスすると、
▼ちゃんと案内していました
こちらアプリ名が変わる前からそうだったけど、下のアイコンが並ぶバーの一番左が「 Copilot 」なんですよね。ここにも Microsoft が超絶 Copilot 推しなのがわかります。
なので、これは関係ないけど、モバイルアプリで Microsoft 365 Copilot Chat もしくは Microsoft 365 Copilot ライセンスがある場合は BizChat を使いたい場合は、以前はただの Copilot アプリでも職場アカウントでもサインインして使えていた(と記憶している)けど、今は Copilot アプリは職場アカウントではサインインできないので、仕事用であれば Copilot アプリは使わない方が良いですね。
ということで、 Microsoft 365 アプリが Microsoft 365 Copilot アプリに変わりました。細かい変更点が気になる方もいれば気にならない方もいるでしょう。ややこしいと思う方もいるでしょう(ややこしくないと思う人はなかなかいないか)。これはもう受け入れるしかないです。それだけ大きな変革期だと思います。未だに生成AIに対して懐疑的な人も多いでしょう。僕も懐疑的な部分もあります。でもこれだけ世界的に有名な大企業達が生成AIに巨額な投資をしているわけで、尻すぼみになることはなかなかないんじゃないかと思います。むしろこのような変革期の真っただ中にいる事を貴重な体験として受け入れなければいけませんね。