最近全然ネタとして取り上げていなかった Microsoft のローコードツール群である Power Platform から、業務アプリを作成できる Power Apps 。今回久しぶりにネタとして取り上げるには斜め上な内容になっていますが…。
これまで業務アプリを作成する Power Apps で僕は楽器アプリを作成して演奏会をする活動をしてきて、それは当ブログでも何度か取り上げています。「 Power Apps で楽器アプリを作成」という時点ですでに思考が変態じみたものを感じると思いますが、世の中は色々な変態がいます。また別のベクトルの変態達が「 Power Apps でゲームアプリを作成」という行動に出ています。こちらは楽器アプリよりも歴史が古く、 Power Apps 黎明期から世界中でゲームアプリを作る人がいます。2017年くらいからですかね。いや、もう少し前からかも。
※僕ら界隈では「変態」は誉め言葉です。
ゲームアプリを作る人たちは基本的には元々プログラマーだったりITエンジニアだったり、元々の土壌が備わっている人達が多い印象です。なので、己のスキルや知識やそのバックグラウンドを基にした発想を最大限に(無駄に)活かして、「え?これ Power Apps で作ったの?」とビックリしてもらうのがうれしい界隈かと思います。おそらくそんな人達が立ち上げたユーザーグループが「 Japan Power Platform Game Builders 」です。通称「 JPPGB 」です。
Japan Power Platform Game Builders
https://jppgb.connpass.com/
2週間前くらいですかね。別のコミュニティイベントに参加していたら、この主催者から「太一さん、ゲーム作りません?」って言われたの。 JPPGB が開催する第一回ゲーム作成コンテストがあるとの事で、盛り上げるためにもっとエントリーを増やしたいとの事。
【JPPGB】ゲーム作成コンテスト #1
https://jppgb.connpass.com/event/317001/
イベントページを見るとわかりますが、スポンサー企業が付いてるんです。日本の Microsoft 界隈のユーザーコミュニティでは企業がスポンサーに付くって割と珍しいですよ。しかもこんな斜め上な活動をしているのに日本マイクロソフトもスポンサーという。え?楽器アプリの Japan Power Apps Orchestra の方もスポンサーになってください!まぁそれは置いといて。
エントリーするための作成期間は5月1日から始まっているのに、エントリーを依頼されたのは5月23日。これはなかなかデンジャラスって思いながら、結果的にOKしちゃったんです。僕はプログラマーの経験もなければ Excel の関数も苦手なくらいなのに。バカですよねぇ~。でもね、ちゃんと僕がエントリーする事によってある事を伝えられれば!という想いを込めた上で、その場でOKしちゃったんです。いや、結局バカには変わりないです(笑)
6月1日から作品が公開され、このように宣伝しても良い期間になりました。6月22日がイベント開催日でインパーソンとオンラインのハイブリッドイベントとなっています。で、作品が公開され…というところからわかるとおり、誰でもゲームをプレイできるんです。まぁ、残念ながら世の中のいわゆるブラウザーゲームと違ってページを開けばすぐ遊べるわけじゃないです。皆さんの環境にアプリをインポートしてもらって遊んでもらうという感じです。ゲームとしては若干敷居が高いですが、 Power Platform としてはそういうものかなと。僕のゲームアプリも含めてエントリーされたゲームアプリや環境を整える方法などは、以下のイベント用のページからご確認ください。
あ、まず僕が作った脱出ゲームアプリを紹介した約30秒程度のショート動画がコレです。
▼脱出ゲームアプリの紹介ショート動画
次に、エントリーにはプレゼン資料も含まれるので、作ったプレゼン資料を基に、簡単な脱出ゲームの作り方のデモも混ぜた動画を僕の YouTube のチャンネルにも掲載したので、どういう意図でこのゲームを作ったのか?も含めて熱く語っているので、是非視聴してみてください。
Power Apps でアナタも作れる!? 懐かしの「脱出ゲーム」
https://youtu.be/OIyjSNqHY7U?si=CYZ13xJeEwlVsjqk
上で紹介した動画内で利用しているプレゼン資料については、別途公開しています。動画内ではスライドの上に僕のカメラ映像が被さって一部見えない箇所があるので、別途気になる方はチェックしてみてください。
アナタも作れる!? 懐かしの「脱出ゲーム」 ( Power Apps , Power Platform )
https://speakerdeck.com/taichinakamura/anatamozuo-reru-huai-kasino-tuo-chu-gemu-power-apps-power-platform
という事で、皆さんの業務に1mmも役に立たない話かもしれませんが、いやいや、そんな事ないですよ。下手したら Power Platform をこれからやってみようと思った人が参加したら「え?こんな難しいことしないとアプリ作れないの?」と思われてしまい、挑戦する前に挫折されてしまい兼ねないのですが(笑) 少なくとも僕の作ったゲームアプリを見て、「あ、このくらいならできそうだ!」って思ってもらいつつ、他のエントリーした人のゲームアプリを見て、「がんばればゆくゆくはこんなアプリも作れるかも!」と夢と希望を持ってもらえたらと思います。ゲームアプリの作成なんて業務アプリの作成に役に立たないかと思いきや、一概にそうでもないですよ。まぁ半分くらいは役に立たないかもしれませんが(笑)でも、オモシロイので、まずは楽しんで触れてみる事が大事ですね。6月22日のイベントはハイブリッド開催です。どちらも今はまだ全然ガラガラなので、時間が空いている方は参加してみてはいかがでしょうか?