これはどちらかというとテナント管理者側に必要な情報かと思います。 Azure Active Directory (以下 Azure AD )を知ってる人にとっては空気を吸うように知っていて当たり前のようなものですが、おそらく Microsoft 365 を利用しているエンドユーザーにとっては知らない言葉な可能性は高いと思っています。非常に大事で大いにその恩恵を受けているけど特に知らなくても困らない、という感じ。とりあえずザックリ言うと「 Azure AD とは、クラウドベースの ID およびアクセス管理サービスです。」だそうです。これ僕の言葉じゃなくて以下の Microsoft Learn の Azure AD のドキュメントの冒頭に書かれていた記載を抜粋しただけですが。(僕の言葉で説明しないのは…僕自身がそこまで Azure AD に詳しくないので自信がないだけです!)
Azure Active Directory とは – Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/fundamentals/active-directory-whatis
で、この Azure AD が Microsoft Entra ID と名称変更されるという発表がありました。
Azure AD is Becoming Microsoft Entra ID – Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-entra-azure-ad-blog/azure-ad-is-becoming-microsoft-entra-id/ba-p/2520436
また、 Microsoft Learn も言語が日本語だと表示されないけど、英語はページが存在しました。
New name for Azure Active Directory – Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/active-directory/fundamentals/new-name
そもそも Microsoft Entra という製品ファミリーは、たしか去年2022年に出てきたと思います。そこに Azure AD もファミリーの一員になっていた上での今回の名称変更です。
僕は英語ニガテマンな上に Azure AD の事も詳しいわけじゃないけど、とりあえず機械翻訳をかけた日本語を読んでザックリ要点を洗ってみます。なので、たぶん多くのテナント管理者の人は僕より Azure AD に詳しいと思うので、以下は読まずに上の Microsoft からの正式なドキュメントを直接読んだ方が良いです。特にその層の方が気になる価格やライセンスや開発影響範囲あたりは正式なドキュメントを参照ください。あくまでも以下は自分への備忘録と、雰囲気だけ知っておく程度でOKな人に対して書きます。
という事で、名称変更と言えば身近なところでは Yammer が Viva Engage になりました。これも Yammer が Microsoft Viva ファミリーの一員になるタイミングでの名称変更でしたね。また、 Power Platform というファミリー名が後から登場し、 PowerApps が Power Apps へ(半角スペースが間に入る)、 Microsoft Flow から Power Automate へ名称変更されたのも懐かしく感じるけど数年前の出来事。単にリネームというよりリブランディング。今回の Microsoft Entra ID も似たような感じですかね。また、3年前の2020年には「 Office 365 」が「 Microsoft 365 」に名称変更され、今は慣れたけど当時は慣れなかった人も多かったと思います。冒頭に記載した通り、 Azure AD を以前から知っている人にとっては Microsoft Entra ID に名前が変わるのはインパクト大きいし感慨深いものがあるとは思いますが、おそらくエンドユーザー層を含めると Office 365 ほど Azure AD という名称は知られていないと思うので、エンドユーザー層にとってはインパクトは大きくないと僕は思っています。なので、IT部門などテナント管理者もエンドユーザーにこの名称変更をアナウンスすべきかどうかは…どうなんでしょうね。
と、 Azure AD なんもわからんオジサンの独り言でした!
[ すぐ追記 ]
書いた後に気が付きましたが、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにもアナウンス出ていましたね。