Microsoft MVP 再受賞!もう?まだ?6年目&悩みもあるんです

2022年4月~2023年3月の1年間のコミュニティ活動を認めていただき、アメリカの Microsoft 本社から表彰してもらえる Microsoft MVP アワードを再受賞できました!

これは真っ先に言いたい事ですが、皆さまを含め多くの方に「ありがとうございます」を伝えさせていただきます。多くの方々の支えがあればこそです。特に僕なんかは技術もないし知識もなく、ただただ「好き」という気持ちと情熱だけの人間です。僕みたいなタイプの Microsoft MVP は特に多くの人の支えがある上で楽しくコミュニティ活動ができるんです。もちろん僕との関りが当ブログを購読していただいているだけのつながりの方々にも感謝です。皆さんが読んでくれているからこそ、ここまで継続してこれたと思っています。

「 Microsoft MVP って何?」という方も多く、去年の再受賞記事の時にも掲載したけど、当ブログのアンケートの結果を見ると、去年と同じく4割強の方が知らないという結果でした。

知らない方は以下のサイトでご確認ください。

Microsoft MVP Award
https://mvp.microsoft.com/ja-jp/

まだまだ認知度の低い Microsoft MVP ですが、資格と思われやすいけどアワード(賞)です。そして1回受賞したらずっと Microsoft MVP でいられるとも思われがちですがそれも違います。1年ごとに1年間の活動を審査されてこのように再受賞を続けられるので、継続的にコミュニティ活動をしていないとずっと受賞されません。なので僕もかれこれ6年間も Microsoft に認めてもらえるコミュニティ活動を継続してきたという事です。

当ブログを購読されている方々の中には「コミュニティ活動って何?」という方もいると思いますが、当ブログも活動の一環です。むしろ僕の活動の根幹です。ただし、ブログだけやっていれば受賞されるかというと違います。ここではあまり宣伝していないのですが、いわゆる勉強会と呼ばれるコミュニティイベントで登壇する事も活動の一つです。しかし近年は僕自身が登壇する機会はだいぶ減りました。逆にアウトプット経験の少ない優れた技術を持っている方や登壇してみたいけど勇気が…という方々の背中を押す方に注力しています。つまりコミュニティイベントの運営側です。これも活動の一つです。他にも自分がアウトプットする機会を YouTube など動画コンテンツにしたり、 Webメディアに寄稿したり。あと最近多いのは Microsoft や 日本マイクロソフト 主催のイベントでの登壇ですかね。しかも昔からよくあるセッション形式の登壇(壇上に立ってスピーカーがずっとしゃべるタイプ)はほとんどなく、テーブルトーク形式の登壇(壇上で複数人がテーマに沿ってトークをする)が多くなりました。色々なコミュニティ活動がある中で僕がやっている活動はそんな感じです。

さて、 Microsoft MVP と言っても Microsoft が有する製品・サービス・技術は非常に幅広いので、 Microsoft MVP にもカテゴリーが存在します。その中で僕は「M365 Apps & Services」と「Business Applications」の2カテゴリを同時受賞しています。

「M365 Apps & Services」は名前の通り Microsoft 365 のカテゴリーです。当ブログのアウトプットはまさにこのカテゴリーです。こちらについては特に多くの説明はないです。ただただ「 Microsoft 365 大好きオジサン」なんです。

「Business Applications」というカテゴリー名は連想しにくいですが、僕の場合は Power Apps と Power Automate で受賞しています。 Power Platform 全体が好きではありますが、 Power BI や Power Virtual Agents や Power Pages あたりはほぼノータッチです。しかし Power Platform というくくりでは「ノーコード・ローコードで多くの人が活躍できる」とか「市民開発者を増やそう」という文脈が大好きです。 Power Apps も Power Automate も好きだけど僕には高度な技術力や知識はありません。そもそもプログラマーの経験はないし、プロの開発者を目指そうと思った事もありません。あくまでも「ノーコード・ローコードで非ITエンジニアであっても幸せになれる可能性がある」というコンセプトに魅力を感じているので。だから僕自身が Power Platform ではIT技術のスキルアップを目指していません。なので実は近年「Business Applications」というカテゴリーの受賞は放棄した方が良いのでは?なんて悩みもありました。 Microsoft MVP と言えば「この人なんでも知ってるメッチャ詳しくて技術力の高い人」って思われがちなので、技術力も知識もない僕にはビクビクする場面も結構あります。話についていけなくなる事も多々あります。そんなプレッシャーを感じながら楽しんで活動できるのか?という疑問点。しかし一方で僕はこの「技術や知識のなさ」を開き直って持ち味にしていました。 Power Platform のコンセプトを考えるとやはり「非ITエンジニアの層が市民開発者として活躍する」が非常に大事なんだと。プロの開発者が活躍する機会よりもそっちの方が大事なんだと。そう考えるとゼロから始めようとしている人に対して難しい技術や知識をアウトプットすると「え?難しいじゃん…」と始める前から挫折したり、ちょっと触ってみたのが難しい事だと「やっぱ難しいじゃん…」と挫折しかねません。なので僕は自分の弱点をあえて持ち味にして「こんな僕でもこんな事ができるからね!」という開き直った立ち位置での発信。他の Microsoft MVP にはなかなかできないそういうアプローチで結果的にコミュニティ活動に貢献し、市民開発者が活躍できるキッカケをより多く提供できれば!なんて思って近年は活動しています。このように悩みつつ自分に言い聞かせる中で、同じカテゴリーの他の Microsoft MVP 達とそういう話をしていたら「貴重なポジションなので問題ないっす!」と言ってくれる仲間の言葉のおかげで、そしてコミュニティイベントに参加してくれた方から僕の目線での話から勇気をもらったという声もたくさんいただけた事もあり、また今回もこっちのカテゴリーでも継続受賞を放棄しませんでした。なので、相変わらず特に Power Platform 系のコミュニティ活動では引き続き自分の弱点を持ち味にしながら、市民開発者や市民開発者になろうと思っている人達の背中を押す役割を担えればと思っています。

という事で僕がやっている活動はいわゆる「推し活」に相当するものかと思います。自分が何か秀でているかではなく、自分が好きなモノをより多くの人に知ってもらいたい!そして同じく好きになってもらいたい!という想いです。今後もブレずにとにかく「楽しむ」事を一番に活動していきたいと思います。当ブログの読者の皆さんも引き続きよろしくお願いします。またブログ以外の僕の活動に興味を持っていただいた方は、 SNS でアナウンスをしているので是非フォローして更にディープな世界に一緒に入りましょう。また、当ブログのPCだと右上あたりから随時受け付けているアンケートがあるので、応援メッセージも大歓迎です。是非回答お願いします。

それでは、すばらしい Microsoft 365 ライフを!そして、すばらしい Power Platform ライフを!

TAICHI