昨日の朝 Microsoft 365 ホームを開いた時に、クイックアクセス部分に作った事もない Microsoft Lists のリスト「 microsoft.ListSync.Endpoints 」が表示されていました。
▼ Microsoft 365 ホームのクイックアクセス
こういうのあるとちょっとドキッとしちゃいますよね。でもシステム側が自動生成するものも色々あるのでまずは開いてみました。
▼ microsoft.ListSync.Endpoints の中身
念のためボカシを入れていますが、いかにも内部利用されているリストっぽいです。僕の五感が「これはイジらない方が良さそうだよ！」とビンビンに訴えかけています。リスト名も Sync って文字もあるので、オフライン同期の機能に関わる内部で持ってるリストなのかな？なんて思いました。ただ、内部で持っているリストがこんなところに表示されているのはやはりおかしいですよね。
▼ Microsoft 365 で検索しても出てこない
この１件ヒットしているのはまさにこの記事の原稿を書いているメモが OneDrive for Business 上に保存されているのでそれがヒットしているだけです。なので内部用リストだから検索にも引っかかってこないです。
▼ Microsoft Lists スタートページの「最近使用したリスト」にも表示されていない
ということで、今確認した限りだと Microsoft 365 ホームのクイックアクセス部分にのみ表示されるべきではないリストが表示されてしまっているというのが現状です。
さて、これはあまりよろしくない状況かと思って、まずは「 microsoft.ListSync.Endpoints 」ググっ…ビングってみましたけど、 検索結果には Microsoft Learn の Microsoft Lists 同期ポリシーのドキュメントが最上位にヒットするもののドキュメント内にはそのリスト名は書いてありませんでした。更に検索結果を見ると1件だけ英語のフォーラムでクイックアクセスにこのリストが表示されるけど大丈夫か？という質問がありました。しかし同じ現象が起きているという声はあるけど、それがどういう理由で表示されたのか？という回答はありませんでした。
なので、 Microsoft のサポートに昨日の午前中に問い合わせをしてみました。そしたらさすが早い回答をもらえました。そのままコピペでここに貼り付けるのは好きじゃないので、要約して箇条書きにします。
という事です。概ね予想は当たっていましたが、気になるのは修正が「中長期的」という点です。すぐには修正できないようです。表示されてしまっている人は「一部のユーザー」との事なので全体からすると少ないかもしれませんが、昨日 Twitter でこの話題のツイートをしたら何人か同じ現象が起きている報告ももらったので極めて一部のユーザーというわけでもなさそうです。
で、システム側が自動生成している内部的なリストという性質上、このリストに手を加えたり削除したら何が起きるかわかりません。削除しても何かのタイミングでまた自動生成されるのかもしれませんが、まぁ触らぬ神に祟りなしかと思います。事情を知った上で放置するか手作業で非表示にしておきましょう。
▼クイックアクセスで「 microsoft.ListSync.Endpoints 」の右の「…」から「非表示にする」です
特に初心者ユーザーは、自分が作った覚えのないコンテンツが表示されると怖いですよね。ウイルス？不正アクセスされた？あたりを想起して慌てて反射的に削除してしまうかもしれません。なので場合によってはユーザーにアナウンスするのも手かと思いますが、逆にそもそもクイックアクセスを常用していないユーザーも多い場合は興味半分で確認して誤操作…というリスクもあるのであえてアナウンスしないのも手かとは思います。そこらへんはご判断ください。
はやく直ってもらいたいですね。また、こういう違和感をおぼえる現象が起きた場合は、 Microsoft のサポートに問い合わせると良いかと思います。 Microsoft 側としても貴重なフィードバックとなるハズです。その時はサポート終了したら評価を高評価にしましょう！
