Microsoft Teams :ヘルプが別ウィンドウで表示されるようになった

みなさん、 Microsoft Teams の左下の「ヘルプ」ってクリックしますか?

▼左下の「ヘルプ」

特に「トレーニング」は翻訳された日本語を字幕もしくはボーカロイドみたいなのが読み上げるのは若干違和感はあるものの、下手にお金・時間かけてマニュアルを購入・作成せずとも、導入初期の教育はこれで十分だと思うんです。また「最新情報」は Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのアナウンスよりは量も少ないし情報鮮度も悪いものの、ユーザーが得る Microsoft Teams のアップデート情報としてはここを見るだけでも十分だと思います。

そんなヘルプですが、今まではヘルプを開くとメインウィンドウの中でコンテンツが表示され利用する挙動でした。ブラウザー版が今もそういう挙動なので見てみると、

▼ブラウザー版で「ヘルプ」→「トレーニング」を開いたところ

このようにメインウィンドウ内で表示されます。以前はデスクトップアプリもこのような挙動でした。このヘルプが別ウィンドウで表示されるようになるという事です。2023/02/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ Teams ヘルプ アプリが既定でポップアップする

っていうかヘルプもアプリ扱いだったんですね。そしてメッセージ読むと「ポップアップ」だの「ポップアウト」だの表記が揺れてるけど、たぶん日本では「別ウィンドウ」って言い方の方が通じやすいのかな?と思って、本記事のタイトルはそう書いています。

では、僕の環境では1週間前くらいから展開されていたのですが、ちょっと見てみます。

▼ヘルプ内のTopicsを開いたところ

PCの壁紙も黒だしダークモードなので埋もれてしまってよくわからないと思いますが…このようにメインウィンドウとは別ウィンドウでヘルプアプリが表示されました。

さて、これを見て「だから何?」という印象を受けた方はヘルプをほとんど利用したことがない人かもしれません。実は僕もそうでした。でも、実際に初心者の気持ちになってヘルプを使ってみたらすぐに理由がわかりました。

▼コレができるかできないかは大違い

メインウィンドウとは別のウィンドウでヘルプが表示できるという事はこういう事(並べて表示)ができるというわけですね。特にトレーニングの動画を視聴する時は Microsoft Teams の学習をしたい時。こういう場合は大抵動画を見て操作方法を学んだらその場で実践してみたいですよね。でも従来の挙動だとメインウィンドウ内で開くので視聴中に一時停止して実際に操作を試すような事ができませんよね。それがこのようにウィンドウが別々になった事で横に動画を置きながら実際に試すことができるわけです。これ学習の体験としては大違いです。
また、学習しながら触ってみるという他にも、学習中に仕事のチャットですぐ返信しなきゃいけない時も、別ウィンドウであれば動画を一時停止してチャットの返信をしてすぐに動画に戻る事が可能です。

という事で小さな変化だけど大きな変化だと思っています。その前にそもそもヘルプが使われているか?という点が非常に大事なポイントだと思いますけどね。また今回触った時にヘルプのメニュー内に「サポートに問い合わせる」というものが以前はなかったと思うけど、ちょっと見てみるとこれは別途記事にした方が良いかも?と思ったので、近々記事にしようと思います。

TAICHI