今回は小さな変化の話です。僕の見た限りだと Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにもアナウンスがなかった気がします。
[ 2023/03/09 追記 ]
僕が見逃してただけでメッセージセンターにメッセージがありました。 2022/12/28 付けで公開されていました。
▼(更新済み)Microsoft Teams: プレゼンターウィンドウの画面共有の改善
該当ロードマップID :100392
更新プログラムのロードマップ | Microsoft 365
あの小窓の事を「プレゼンター ウィンドウ」って言うんですね。
Microsoft Teams で会議をするとき、会議ウィンドウを最小化にする事もあるかと思います。また、画面共有をした時は自動的に会議ウィンドウは最小化されますよね。
▼会議ウィンドウ右上の横棒のアイコンで最小化
この場合、会議ウィンドウ自体は最小化されるけど、それとは別に小さいウィンドウが表示されますよね。そのUIが変更されたという話です。
ただ、すでに僕の環境では旧UIが表示できないので比較できないなぁと思ったら、ブラウザー版のそれが旧UIとほぼ同じだったので、それと比較してみます。
▼旧UI(実際はブラウザー版)
このように会議ウィンドウを最小化したり画面共有をすると、モニターのどこかに小さなウィンドウが表示されると思います。このUIが変わって、今は、
▼現在のUI
変化に気が付きますか?ボタンのバーや文字情報(会議名や経過時間)がカメラ映像の外に出ていますね。凄く小さな変化ですが、旧UIでは特にボタン群がカメラ映像の上に重なっていたので、ウィンドウが小さい事もあって結構邪魔していました。それが重ならなくなっただけでも違うんじゃないかと思います。
だから何?って言われると僕も特にないのですが(笑) 強いて言えば、画面共有すると会議ウィンドウが最小化されて参加者のカメラ映像は見えなくなります。その状態でプレゼンしたりしていると、参加者の雰囲気が伝わってこないので、画面共有でプレゼンしながら参加者のカメラ映像を見て反応を確認するなんて時には小窓にボタンのバーがあると邪魔ですよね。モニターが2画面以上ある場合は画面共有していないモニターの方に会議ウィンドウを最大表示させておけばイイので、モニターが1枚の場合の時の話ですが。
まぁあとは旧UIのボタンのバーは、今となってはすでに結構過去の話ですが新しい会議エクスペリエンスが適用される前のデザインなので、現行の新しい会議エクスペリエンスのUIに寄せてきたという点もあるかと思います。
そうそう、この小窓ですが、会議ウィンドウを最小化した時に表示されるので、なんとなく会議ウィンドウが小窓に変化したように見えますが、違うんですよね。あくまでも会議ウィンドウは最小化され、それとは別で小さなウィンドウが新規で増えているんですよね。つまり、小窓が出た時点で Microsoft Teams はメインウィンドウと会議ウィンドウと小窓の3つが存在するというわけです。その証拠に、タスクバーの Microsoft Teams をクリックしてみると、
▼ Microsoft Teams のウィンドウは3つ存在します
なので、小窓がある状態は会議ウィンドウが小窓に変化したのではなく、会議ウィンドウはあくまでも最小化されているだけで、それプラス小窓が表示されているという感じです。
更に意外と知られていないのが、この小窓は旧UIの頃から移動させられるんですよね。普通にマウスでドラッグ&ドロップすれば移動できます。邪魔な場合は小窓を最小化する事もできるけど、邪魔じゃない場所に移動する手もあります。それは新しいUIになった小窓も同じです。
▼上部あたりを掴みながら移動させれば
▼移動できます
ちなみにブラウザー版でも小窓は移動できますが、移動範囲はブラウザー内と限られます。