[ 2022/10/17 追記 ]
本記事公開後に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに本内容に該当するメッセージが公開されたので、本記事の最後などに追加します。
当ブログは基本的には「僕の環境に展開された機能を試してみる」をベースにして、まだ未確定な今後の情報などはあまりネタにしないようにしています。でも本記事は来月の変更予定を扱います。例外的にネタとして扱った理由は、告知が目立つところに表示されるようになったからです。たぶん皆さんの多くが気が付いているハズです。
▼ Office ホームの上部に注目すると
▼こんなアナウンスのバーが
え?何々?って思った人も多いでしょう。僕もその一人です。昨日の午前1時から開催されている Microsoft の大型イベント Microsoft Ignite に合わせて通例多くのアップデート情報が公開されると同時に実際のアップデートなども合わせて展開されがちなのですが、今回は Office ホームを開いたらドーンという感じですね。
じゃ、これはどういう事なのか?いつどんな事が起きるのか?を、見ていきたいと思います。なるべく表示されている情報を元に事実ベースで書きますが、ただのオジサンの僕の憶測あたりも入っているので、ザックリと認識してもらって細かいところの差異はご容赦ください。
先に参考とするページを紹介します。(英語です)
Microsoft Office は Microsoft 365 に変わります
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-365-faqs
現時点で英語ページですがそのうち翻訳されるかもと思って一応 ja-jp のページでリンクを貼っておきます。
2022年11月から Office アプリが Microsoft 365 アプリに名称変更され、アイコンが変更され、ちょっと見た目が変更され、ちょっとした新機能が追加されはじめる予定。
たぶんこの程度知っておくだけでもOKかと思います。(←自ら本ページの滞在時間を減らす所業)
ではもう少しそれぞれ見ていきます。
そもそも、元々「 Office 365 」は 2020/04/22 に「 Microsoft 365 」と名称変更されています。
それに合わせて「 Office 365 」を名前に使っていた機能名も「 Microsoft 365 」に変わっていきました。
Office 365 自体はライセンス的には残っているし今後も残るらしいけど、まぁユーザーとしては概ね「 Office 365 が Microsoft 365 に名称変更された」と思っていてOKかと思います。
そして今回の変更はその総仕上げになるんでしょうか。Office アプリが Microsoft 365 アプリに名前が変わるようです。細かくは3点。
これらが全て Microsoft 365 アプリという名前に変わるという事です。大抵の人はブラウザーで office.com にアクセスして開く Office ホームを利用していると思いますが、モバイルアプリもあるし、 Windows 用アプリもあるんですよね。特に Windows 用アプリの存在は全然知られていなかったり。
▼ Office モバイルアプリ( iOS )
これがアイコンが変わって名前が「 Microsoft 365 」になるんですかね。
▼モバイルアプリを開いたところ
実際に開くと、アナウンス部分に紙吹雪みたいなのが舞うアニメーションになっています。
▼ Office Windows アプリ
▼Windows アプリを起動したところ
ブラウザーで開いているわけじゃないですよ。 Office Windows アプリで開いています。そのくらい大差ないので結局僕もブラウザーで利用していてこっちは全然利用していませんが…。
と、これらの名称が変更されます。そして画面左上に「 Office 」と書かれていたものもおそらく「 Microsoft 365 」に変更されますね。 Ignite のセッションの中にも、
▼このようなスクリーンショットが紹介されていました( Ignite のセッションから引用)
左上が Microsoft 365 になっていますね。
▼これは一番目立ちますよね
特に説明は不要ですね。
▼その前はこのアイコンだった
だから Office のアイコンとしては初代と二代目(現在)で終止符。そして新たに Microsoft 365 のアイコンって流れですかね。もしかしてこの初代だと思っているアイコンより前のバージョンがあったりするのかな?まぁいいや。
詳細は不明ですが、新しい外観になるという記載はあります。先程も掲載した Ignite のセッション中の Microsoft 365 アプリのスクリーンショットを拡大すると、
▼サンプル
開発途中のサンプルなのでこのままではないとは思いますが、多少見た目が変わっただけではない雰囲気はあります。とはいえ、ユーザーが急に変わって操作に困るくらいではないとは思いますが…従業員数が多い会社ほど色んな人がいますからねぇ…問い合わせや文句が来るかもしれないですね。僕らに言われても困るんですが…みたいな文句が。IT部門など問い合わせ対応される方はお気持ち察します。逆にユーザーの人達はカジュアルに社内で問い合わせをせずにまずは自分や周囲の人と確認しましょうね。今どきはネットで検索すれば色々情報得られるので。
基本的には名称変更とアイコン変更が大きなところだけど、合わせて新機能もあるようです。冒頭で紹介した参考としたページを機械翻訳を通した日本語を引用しておきます。
▼新機能の部分を引用
これらは機能展開後に確認するとして、今はふ~んくらいに思っておいてOKかと思います。僕は太字の部分しか読んでません(笑)
ブラウザーで office.com にアクセスして利用する方は来月ですね、2022年11月に変更開始される予定です。モバイルアプリとWindowsアプリは来年2023年1月に変更開始予定です。ただし予定なので遅延はよくあること。
もちろん名前やアイコンや外観が変わるので影響はあります。これらの変更は自動的に更新されるようなので、ある朝使おうと思って開いたら変わってたという感じかと思います。これは日々アップデートが起きるクラウドサービスを利用する宿命みたいなものなので、このくらいは慣れておかないと時代に取り残されてしまうと思います。
ただし、アカウントやサブスクリプションの影響がないとの事。またすでに保存されているファイルの影響もないとか。
気になるのがブラウザーでアクセスする際のURL。 office.com も microsoft365.com に変わるんじゃないの?と。これ実はすでに今も利用できるんですよね。
▼開いたページ
このスクショにはアドレスバーも上部に含めていますが、 microsoft365.com になっていますね。
ここからサインインをしてみると、
▼現時点でも Office ホームにサインインできました
僕がチェックした Microsoft 発信の情報には記載がなかったけど、IT系Webメディアのニュースには、 Office から Microsoft 365 に変わったタイミングで、 office.com でアクセスすると microsoft365.com にリダイレクトされるという記載がありました。(その後、メッセージセンターのメッセージ内にも2023年半ばにはリダイレクトされるという記載がありました。)
という事で Office ホームに急に登場したアナウンスバーでビックリした人もいるかと思って、僕なりに今ある情報をまとめてみました。変更されたらまたあらためて事実ベースでの記事は書きますが、今のところはこのくらいの情報があれば急に変わった時にも落ち着いていられるかと思います。
でもマジでこのくらいで混乱していたらヤバいですよ。Ignite で解禁された情報を見る限りだとこの程度の変更は序の口です。正直僕もオナカイッパイなくらいです。ガンガン変わるし新しい機能やアプリも追加される予定らしいですよ。もちろん全部把握しておく必要もないですけどね。あと Microsoft 365 のライセンスだけでは利用できないものもちょいちょいあるので、情報を得て期待していたら実際は自分の会社のライセンスじゃ使えなかった…なんてガッカリもあると思います。
クラウドサービスが目まぐるしく変化をするのは時代も目まぐるしく変化している事も大きな要因ですよね。特に働く場所も含めて働き方が変わってきています。それに対応できるようにITも変化していかなきゃいけないんです。そしてこの時代で仕事して会社に利益をもたらしてお給料をもらえるようにするには、働く人たちも柔軟に変化に対応していく事も大事なスキルの一つかと思います。
もはやITサービスはIT部門が手厚いマニュアルを準備して講習会を開いて問い合わせも対応してユーザーはおんぶにだっこ…という「IT過保護」の時代は過ぎたと思っています。従業員が柔軟に吸収・対応し、社内コミュニティを形成し、自分や仲間と互助しながら集合知で解決していくようになっていくと良いですね。あくまでも僕の理想ですが。そして現実は厳しい!
[ 2022/10/17 追記 ]
冒頭に記載の通り、 2022/10/14 付けでメッセージセンターにメッセージが公開されました。
▼ Office アプリが Microsoft 365 アプリになりつつある
概ね、本記事でカバーした事は書かれています。