Microsoft Teams に追加できる「 Viva インサイト 」アプリで利用できる機能は色々ありますね。中でも人気なのはリモートワークに通知などで作業を中断されたくない時に集中して作業できる時間を確保するフォーカスタイムの設定ですかね。他にも定期的に自分の感情を把握できるようにするリフレクション機能や、同僚と称賛しあう称賛機能、瞑想動画を1分流して瞑想する機能なんかもありますが、イマイチまだまだ中途半端な機能だったりしてあまり使われていないのではと思います。そんな中で僕が利用している機能が本題のバーチャルコミュート機能です。仮想通勤なんて言うと想像つかないけど、結局は今日一日の振り返りと明日の確認をする時間をリマインダーで知らせてくれる機能です。既定ではオフになっているので、下の記事を参考に利用してみてはいかがでしょうか。バーチャルコミュート機能の意図あたりも説明しています。
Microsoft Teams : Insights アプリの「バーチャル コミュート(仮想通勤)」機能( Microsoft Viva Insights )
バーチャルコミュート自体は去年2021年8月あたりに展開された機能ですが、これも含めて Viva インサイト の機能はあまりアップデートされていないような気がして、中途半端なままです。瞑想機能なんて言語設定を英語にすると色々な瞑想動画を利用できますが、おそらく翻訳の関係で言語設定が日本語だと1種類の瞑想動画しか利用できません。そんな中、バーチャルコミュート機能を毎日使っているので気が付きましたが、最近変化がありました。ただし見た目だけです。以前の見た目に関しては上記の記事を参照ください。この記事では現時点を確認します。
▼まずバーチャルコミュートのリマインダーを設定していると、設定した時間に通知が来るので確認します
この通知の下も同じく Viva インサイトのリフレクションをしましょうというリマインダーの通知なんだけど、どっちも日本語訳がされていないところがあるんですよねぇ。それは置いといて、この通知をクリックすると、
▼すると画面いっぱいにリゾート地のホテルの一室っぽいイラストが表示されました
こんな場所に実際に訪れたら一気に癒されそうですね(旅行したい…)。せめてこのイラストで少しリラックスしながら仕事モードからプライベートモードに切り替えましょう!という感じでしょうか。ただ…日本語訳が微妙ですね。「終わりです、〇〇さん!」って(笑) 仕事で今日失敗してしまった人が見たら「アナタは今日で終わりです」みたいにオマエはクビだ!みたいに言われてる気がしちゃう…というのはネガティブ思考でしょうか。でも仕事でメンタル削られてる場合はネガティブにもなってしまいますよね。「今日の仕事はもう切り上げましょう。」くらいの柔らかさがあっても良さそうですね。とりあえず「通勤開始」ボタンをクリックしてみます。
▼まずは翌日の会議の確認
僕の検証用テナントの画面なので会議は一つも表示されていませんが、翌日に会議がある場合はここに表示されます。明日の予定が確認できるので良いですね。また明日のフォーカスタイムをここから予約する事もできますね。会議のスケジュールを見つつ、空き時間でフォーカスタイムを提案してくれるので便利。ただし、翌日の会議が多いとここにズラっと並んでるのを見ると気持ちが萎えてしまいそう(笑)また、明日の会議の準備をし忘れていた!という気付きにもなりそうですね。逆を言うとせっかく仕事を終えようと思ったのに思い出して残業モードに…という事にもなりそうだけど。さて「次へ」をクリックします。
▼今日のタスクの確認
Microsoft To Do からタスクを引っ張ってきて表示されます。不思議な事にこのスクショを撮る時はタスクが1件も表示されませんでした。実際はあるのに…。それは置いといて、タスクを確認する事でやり残しがないかどうかをチェックできますね。ただそこでやり残しに気が付いたらまた残業モードに突入する人もいそうですが…。では「次へ」をクリックします。
▼もう少しで通勤も終わり
これまず日本語訳がおかしいですね。「修了準備」とありますが「終了準備」でしょうね(「終了準備」という言い回しもなんか変ですが…「退勤の準備」という感じでしょうか)。ここはもうオマケかと思います。これまでの2つは今日と明日の業務の確認で大事な事。ここは特に確認しなくても業務に支障はない事。自分が必要に応じてやるところですね。
▼「一息つく」
これは瞑想機能です。瞑想動画が1分流れるのでそれに合わせて深呼吸しましょうという感じ。ヒーリングミュージックっぽい音楽もかかっているので音を出してやると良いですね。1分深呼吸すると結構変わるので僕はたまにやっています。
▼「1日をリフレクトする」
1日の気持ちを絵文字で5段階から選びます。履歴を取る事でグラフで感情をあとから確認できます。この機能が今後どう成長して履歴を取る事でどう役立つのか?とずっと気になっていましたが、1年以上経過してもこの機能に進化はありませんね…。もしかすると別途ライセンスがあるとチームリーダーや経営層が利用できる色々な機能もありますが、そこには自分のチームの感情がどうなのか?とか、自社の従業員全体の感情がどうなのか?あたりが統計でわかったりするのかなぁ?そこらへんは課金しないと僕も触れない領域なので(あまり興味が湧かなく)良く把握していません。とにかく従業員が自分で利用する範囲だと、なんとなく中途半端な機能です。さて、最後に「完了」ボタンをクリックすると、
▼仮想通勤が終わりました
この日本語訳も微妙ですねぇ。「残りの一日をお楽しみください。」って地球滅亡1日前みたいな言い方(笑) ←と、本記事の原稿を書いた後に上で紹介した記事をあらためて読み返したら、全く同じツッコミをしていた事が判明(笑)
というようにバーチャルコミュートの主に「見た目」が変わったというお話です。なんとなく気付いたと思いますが、あえて要所要所にネガティブな僕の意見を入れつつ紹介してみました。この機能、既定ではリマインダーがオフになっているので知らない人も多いと思います。ただ、仕事終わりって心身共に疲れていて、時には気持ちがネガティブになっている場合もあると思います。そんな時にこの機能を利用すると、場合によっては逆効果になってしまいかねないので、あえてネガティブな意見を入れつつ紹介しました。なので、そういうリスクも考慮してよかったら利用してみてください。ちなみに僕は特にリスクと感じないと判断して毎日利用しています。例えば仕事で会議は減らしているので明日の予定を見て気持ちが萎える事もないし、やり残したタスクを発見しても残業してまで完了させようとは思わずに「明日朝イチでやればイイか」くらいな性格なので。