Micrsoft Whiteboard 使っていますか?と、毎回問いかけている気がします。おそらくそこまで使われていないんじゃないか?とも思っています。 Microsoft Whiteboard は特に Microsoft Teams の会議で使えるようになり、しかも当初はストアアプリ版よりも機能が全然使えなかったのが、今やブラウザー版と同じく、ストアアプリ版よりも機能の実装が早い場合もあるくらい優秀になってきています。とにかくリモート会議やハイブリッド会議においては物理ホワイトボードを使っても書き込める人は限られちゃいますが、 Microsoft Whiteboard を使えば場所問わず書き込めます。しかもストアアプリやブラウザーを別途立ち上げなくても、 Microsoft Teams の会議ウィンドウ上で全員が書き込めるので、ホワイトボードに全員で書き込みながらワイワイやりたい場合は使わない手はないんじゃないかと思っています。…と、このウリ文句も毎回書いてる気がしますが、検索でピンポイントにこの記事に辿り着く人が大半なので、大事な事は毎回書くスタイルです。
ただし…大きな障壁を一つ挙げるとしたら、タッチパネル対応のPCじゃないと微妙という点。マウス操作で絵を描く体験は物理ホワイトボードにペンで描く体験よりはグっと劣りますからね。逆に文字を書く体験という意味では物理ホワイトボードだと字が汚くて読めないのが、 Microsoft Whiteboard ならテキストをタイピングで入力すれば逆に良い体験だったり。
さて、長くなりましたが、本記事の話は、タッチパネル非対応のPCでも良い体験になるし、物理ホワイトボードよりもグッと良い体験になる事間違いなしの機能かなと思います。
※以下、スクショを撮るのはストアアプリ版で試していますが、リアクションをするのに他2ユーザーはブラウザー版や Microsoft Teams から利用しています。僕の試した範囲だと、それぞれの使用感に差異はありませんでした。
Microsoft Whiteboard はシレっと機能追加されているのでいつ機能追加されたかわかりませんが、今朝偶然見つけたのが、メモのリアクション機能です。 Microsoft Whiteboard 上では「メモ」という機能ですが、おそらく「付箋」と表現した方が日本人には良いのかなと思うので、以降は「付箋」とも表現します。
そもそも UI が変わって今はパっと見、絵しか描けないように見えちゃいます。
▼あれ?ペンしかない?
▼しかし、左上の「+」をクリックすれば、
▼現在、絵以外にこれだけの種類のオブジェクトが利用できます
今回はその中から「メモ」についての話です。
▼メモを追加しました
この時点じゃちょっと気が付かないんだけど、
▼大きくすると左下にグッドボタンが見えてきます
▼マウスホバーさせると4種類のリアクションが表示され、
▼どれかクリックするとリアクション完了
他のユーザーもクリックしてみると、
▼3人が3種類1つずつリアクションした結果
種類関係ないリアクションの総数を数えるのがちょい面倒ではあるけど、このように見えます。また、リアクションにマウスホバーさせると、
▼誰がリアクションしたのかがわかります
自分のリアクションは取り消せるし、だから別のリアクションに変更もできます。また付箋1枚で1ユーザーあたり1リアクションのみです。一人でたくさんリアクションできません。
さて、これだけ聞けば「ふ~ん」というお気持ちかと思うので、どんな時に使うと便利なのか?を考えます。そもそも「ホワイトボード」「付箋」でパっと思いつくのがブレーンストーミングですよね。 PowerPoint のストック画像で「ブレーンストーミング」で検索とたくさん出てくる、
▼こんな感じ
ホワイトボードに付箋を貼り付けるこういう絵面が連想できますよね。これを Microsoft Whiteboard でやればイイんです。オンラインなので参加者は会議室じゃなくとも参加している場所問わず誰でも付箋を貼り付けられるし、貼り付けた付箋の中の文字はテキスト入力なので字が汚くて読めないという事もないし、付箋を追加してテキスト入力する操作だけならタッチパネルは必要ないです。ペンや指で描けなくても体験を損なう事がない使い方ですよね。
そして更に便利なのは、
▼テンプレートに、
▼ブレーンストーミングがあって、
▼5種類のパターンから選べて、
▼こんな感じですぐ開始できる事
「手描きだからこそ味があるんじゃないか」的な声もありそうだけど、ブレーンストーミングする時に味はあまり必要ないんじゃないか?と思ったり。むしろ無駄な時間を極力抑えて思考に時間を割きスピーディーにテンポ良く進行したい場合もあるのでは、と。たしかに会議室でワイワイと座ったり立ったりしながらやる方が良いという事もわかりますが。逆にタイピングの方が速い人達の会議であればスピードアップにもつながるし、すでに述べたように字が汚くて後で読めない状況も回避できます。
▼例えばこんな感じで開始します
ちょっと書いてる中身はアレですが、ブレーンストーミングを開始したと思ってください。あ、ちなみに薄々気が付いた方もいるかもしれませんが、僕自身はあまり付箋を使ったブレーンストーミングに参加した事がなく、そもそもブレーンストーミングとは?というところの理解も薄いので(笑)説得力に欠けるところもあると思いますが、用途として一つの例として開き直って続けます。
さて、ここから付箋にリアクションできる機能がどう役立つか?ですよね。なんとなくわかると思いますが、アイデア出しなどをしているとアイデアが被る事もあれば、相手のアイデアに共感できるところもあります。そういう時にリアクションを付ければ良いですね。また質より量でバンバン出した後に絞る場合、リアクションをしてもらってその反応を参考に絞っても良いと思います。サクサクとリアクションがとれるのでスピード感が上がるかと思います。
▼このように付箋ごとにリアクションを付けてもらう
というようにメモ(付箋)のリアクション機能とその使い方を1つ考えてみました。物理ホワイトボードにはそれはそれで良さがありますが、物理じゃないからこその良さやメリットもあるので、是非使ってみましょう。
ところでブレーンストーミングって何ですか?