毎朝 Microsoft Teams を立ち上げたら隅々までチェックするのが日課の僕ですが、さっき設定項目を巡回していたら新しい設定項目を発見しました。
▼ミュート解除のキーボード ショートカット
これは以前からポジティブな噂として流れていたあの機能!? Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターでは2021/12/10に公開されているコレに該当しますね。
▼(更新)Microsoft Teams: を押してミュートを解除する
どんな機能かというと、通常はマイクをミュートにした状態で話しかけられたり話したい場合は、ミュートを解除してから話して、また話さなくなったらミュートする…という2アクションが必要です。
それが、このショートカットを利用すると、ミュートした状態で、「 Ctrl + Space 」を押した状態の間はミュートが一時解除されます。トランシーバーみたいにボタンを押している間だけ話せるようなイメージです。
実際に試していないけど、 Mac の場合は「 Option + Space」らしいです(メッセージセンターのメッセージ内に記載あり)。
これがどう便利かというと、会議にも色々種類があって、少人数でずっとディスカッションをするような会議であればマイクはずっとミュートせずに参加すると思うけど、他者のプレゼンを見たり自分は聞くのが基本という会議もあり、その場合は生活音などが会議で聞こえないようにミュートをすると思います。しかし急に話しかけられたり、差し込みで質問をしたい場合は慌てちゃいますよね。そういう時に、失敗やトラブルなく安全に迅速に応答できるようになります。
さて、実際に使ってみます。
当然ですが、一時解除をしたい場合はミュート状態でなければ利用できません。
▼マイクはミュートにしておきます
ここで「 Ctrl + Space 」を押し続けます。
▼押し続けている状態
このように吹き出しが出ている間は一時的にマイクのミュートが解除されている状態です。話し終えたら、両方のキー、もしくはどちらかのキーを離せば再びミュート状態になります。
これはすでに Microsoft Teams のキーボードショートカット一覧にも記載されていますね。
▼ショートカット一覧にもあります
このショートカットキーを無効にしたい理由に何があるんだろう?それは僕にはわかりませんが、もし無効にしたい場合は、冒頭で紹介した、 Microsoft Teams の設定からオフにできます。
▼「設定」→「プライバシー」の「ミュート解除のキーボード ショートカット」をオフ
これは会議中に設定画面からオンオフをしてもリアルタイムに設定が反映されるのを確認しました。
あ、この機能は今のところデスクトップアプリのみ利用できるらしく、ブラウザーだと使えないようです。(試してないけど、メッセージセンターのメッセージ内に記載あり。)
日本全国、いや少しだけ海外からのアクセスもあるので風呂敷を広げて、世界中の Microsoft Teams ユーザーの中でも悪いユーザーさん、元気してますか?(笑) こういう機能があると頭の中では「会議中に別の作業をしている時に急に話しかけられてもすぐに応答できそう!ウッシッシ」って思いつくんじゃないですか?僕は思いつきました!さて、そういう場合にこの機能は使えるでしょうか?
結果からして微妙です…。
というのも、会議中に内職をしたい場合、 Microsoft Teams の会議ウィンドウの中で内職するような事ってないですよね。別途、 Excel だの PowerPoint だの Word だの OneNote だのテキストエディタだの、別のアプリで作業する事が多いハズ。そっちで作業している時に会議で話しかけられたら? Microsoft Teams の会議ウィンドウが非アクティブな状態でもこのミュート一時解除のショートカットキーが使えたら最高に内職が捗りますよね。でも残念ながらダメでした。さすがに会議ウィンドウが非アクティブな状態ではこのショートカットキーは利用できません。
悪いアナタなら次に考え付くのが「 Microsoft Teams 内の作業なら良いんじゃない?」と。つまり、会議中に Microsoft Teams のチャットをやったり Teams クライアント内で Excel ファイルなどを開いて編集するという内職。でもこれもダメでしたよ。あくまでも「 Microsoft Teams の会議ウィンドウがアクティブ状態になっている時に有効なショートカットキー」でした。
会議中に内職しちゃダメですよ(笑)
ミュートのオンオフのショートカットキーは「 Ctrl + Shift + M」です。3つもボタンを押すならマウスで操作した方が早いわって思った人も少なくはないハズ(特に普段からショートカットキーをあまり利用しない人は)。今回の一時的ミュート解除のショートカットキーは1つ減って「 Ctrl + Space 」です。割とすぐに押しやすいけど、それでも2つで少し離れたキー。これでもダルい!と思った人にオススメなのが Stream Deck です。
PCのショートカットキーを物理ボタンとして登録できる便利なツール「 Stream Deck 」。以下の記事で詳細に紹介しています。
Microsoft Teams : STREAM DECK で面倒なショートカットキーを物理ボタンで操作!(例えば会議の時のミュートボタン)
僕はこれにミュートボタンを実装していたけど、ミュートの一時解除のボタンも実装します。
▼ Stream Deck 側でこのように設定すれば
▼一時ミュート解除の物理ボタンができます
悪い僕は Stream Deck で別アプリがアクティブな状態でも一時ミュート解除ができないか?を少し試行錯誤してみましたが…なかなかうまくいきませんでした。やはり会議中の内職はダメですね!