おそらく Microsoft Teams の会議録画の保存先になってからグっと利用率が上がったであろう Microsoft Stream ですが、会議録画の保存先が SharePoint や OneDrive for Business に変わった(変わり途中)ところで、また利用率が下がったんじゃないかと思います。
そんな Microsoft Stream ですが、日本語の検索がなかなかヒドイんですよね。ワードブレイクが全くされてないんじゃないかと思うくらい。そんな中、1年前くらい?だいぶ前から New Stream の話が出ていて、SharePoint 上に構築されるとか。で、すでに Microsoft の Docs のドキュメントでは、New Stream とは言わずに逆に今の Stream を「 Microsoft Stream (クラシック)」と表現しています。
Microsoft Stream とは – Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/stream/overview
なので、本記事は新しいバージョンの Stream になったらどうなるかはわからないので、もしかしたら半年もすると意味のない記事になるかもしれませんが、まぁそういう事もあったなぁという備忘録として書きます。
本題に戻して、現時点の Microsoft Stream の日本語の検索精度はなかなかヒドイです。我が家では家族や親族(僕の両親や妹)に Microsoft 365 のライセンスを付与して家族テナントを持っています。その中では、僕の息子のカワイイ動画や、妹家族のところの娘のカワイイ動画を、 Microsoft Stream にアップロードして、両親に共有しているんです。で、動画にタイトル付けてるから、昔の動画を検索して見つけたい時は楽かな?と思うじゃないですか。でも、実際は…。では、試してみます。
▼ Microsoft Stream の画面
我が家のテナントの Microsoft Stream の1本目が2016年のクリスマスツリーの動画だったんです。なので古い順に表示されるこの画面には「クリスマス」ってワードが入ったタイトルの動画が一番上に表示されていましたので、「クリスマス」で検索してみたいと思います。
▼あれ?
さっき表示されていたクリスマスツリーの動画は検索結果に表示されていません。しかもクリスマスなんて毎年必ず1本はアップロードしているのに、ここには1本しか表示されていません。ここが日本語だとワードブレイクされていないのでは?という残念な検索精度だったりします。「クリスマス」で検索したら「クリスマス」で完全一致していないと検索結果に出てこないんですよね。
じゃ、試しに「クリスマスツリー」で検索してみると、
▼出てきました
動画タイトルを見ると「クリスマスツリー」の前に日付が記載されているけど、間に半角スペースが入っているのでそこは区切られているので検索結果に表示されています。英語なら単語と単語の間に必ず半角スペースが入りますけど、日本語はスペース入れないですもんね。そしてさっき「クリスマス」で検索した結果に出てきた動画はここには出てきていません。これはなかなか残念な感じですよね。
それではどうしたら良いのか?ユーザー側のちょっとした工夫で解決できる場合もあるので、僕なりのユーザー目線での対策を紹介します。
ワードブレイクしてくれないならワードごとに半角スペースを入れてしまえば良いです。
▼さっきのこの動画のタイトル
▼タイトルを「クリスマスツリー」を「クリスマス ツリー」に変更します(半角スペースが入っています)
▼再度「クリスマス」で検索
出てきました。このように検索されるであろう・検索されたいワードの前後を半角スペース入れる事で対策できると思います。
Microsoft Stream ってハッシュタグの機能があるんですよね。例えば、
▼この動画
「しまじろう」で検索しても、
▼検索結果には表示されません
動画を編集して説明欄にハッシュタグで「#しまじろう」と入力してみます。
▼動画編集画面
この状態で再度検索してみると、
▼検索結果に表示されました
もちろんハッシュタグにしなくても、説明欄にハッシュタグじゃなく「しまじろう」と入力しても説明欄も検索対象なので表示されるんですが、この説明欄に文章で入力してしまうと結局ワードブレイクされないので、ハッシュタグ化した方がイイと思います。
という事で、僕なりの解決策として2通り紹介しました。僕はというと、ハッシュタグの方はワザワザ説明欄に入力するのが面倒なので、動画タイトルだけ気を付けて入力するようにしています。
新しくなる Stream がどうなるか?検索はどうなるか?わかりませんが、 SharePoint 上に構築されるとなると SharePoint の検索になると思うので、現在のこのヒドイ検索精度からは解放されるんじゃないかとは思います。しかし、未だに詳しくいつ新しくなるのかわからないので(今年のうちらしい)、現時点で困っている場合は、動画タイトルやハッシュタグなどで工夫すると良いかもしれないですね。