おそらく発表者モードと同時に展開されるであろう Microsoft Teams の会議のダイナミックビュー。 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターには、今年の3月3日にメッセージが公開されています。
▼(更新)Microsoft Teams: 動的ビュー
参加者のカメラ映像(オフの時はアイコン)のサイズや位置が状況に応じて可変するというビューだけど、イマイチよくわからない。すでに展開済なので過去がどうだったかも良く覚えていないし、検証するも1人だとカメラ全部オンにしたら自分の顔が並ぶだけで気味悪いので…。そんな限られた環境の中、あえて触ってみて気付いた点などをツラツラと書いてみます。(最低限で1つカメラをオンにしています。お見苦しいスクショに関しては…失礼!恥ずかしいから画像サイズを小さめにしています(笑))
▼とりあえず6人参加の会議
全員カメラオフでアイコンのみだけど、以前は横並びじゃなかった気がします。で、状況に応じて可変するという事で、ウィンドウサイズを変更してみると、
▼こうなったりします
ただ展開前がどうだったか覚えてないし、正直「ふ~ん」という感じ。ではカメラを1人だけオンにしたら?
▼こうなります
1人だけだとデカデカと表示されるのは変わりないけど、以前はその他のユーザーは画面下に横並びだったハズが、右に並んでる感じです。この状態でウィンドウサイズを小さくすると、
▼その他のユーザーが上部に移動しました
画面サイズを元に戻して、そのまま PowerPoint Live を使ってスライドを共有すると?
▼発表者の場合はこんな感じ
カメラオンにしているユーザーが優先的に大きく表示されるようですね。
この状態で会議チャットを表示すると
▼ユーザーのカメラ映像(アイコン)は上部に移動しました
ここでもカメラオンのユーザーが優先的に大きく表示されています。
このように状況に応じてコロコロと位置やサイズが変わるのがダイナミックビューという感じですね。
とはいえ全体的な僕の感想としては結局「ふ~ん」という感じではありました。
ただ、一点だけ。
▼この右側に並んだ状態
こういう時に、メニューを開くと、
▼「ギャラリーを上部に表示」というメニューがありました
これはたぶん展開前まではなかったメニューだと思います。クリックすると、
▼こうなります
会議チャットなど右側にパネルを表示させなくとも、参加者のカメラ映像やアイコンが上部に表示されました。展開前までは下に表示されていたのが上になったのはなんでだろう?って思ったら、色々調べると理由がわかりました。
自分のカメラの位置っておよそディスプレイの上部にありますよね。ノートPCなら画面の上にカメラがあるし、外部カメラの場合でもディスプレイの上部あたりに置くタイプが多いと思います。この状態で会議中に発表しながら他の参加者のカメラ映像を見ながらアイコンタクトをしたい場合、ただでさえカメラが上部にあるのに、他参加者のカメラ映像の位置が画面下部にあると、どうしても発表者の目線は下になっちゃいます。それを改善すべく、カメラの設置場所に一番近い場所、つまり画面上部に他参加者のカメラ映像を表示させ、目線をカメラからなるべく離さない…という理由があるようです。
この「ギャラリーを上部に表示」のまま共有を切ると、
▼それでもギャラリーは上部に表示されています
とにかくここをチェックしていれば上部に固定表示のようです。
一旦、ギャラリーを上部に表示のチェックを外して、
▼ Together モード にすると、右側にトゥギャザーしている人もアイコンが表示されるようです
▼ Together モード で再び「ギャラリーを上部に表示」にするとこんな感じ
まぁ、特にこれ以上深掘りするほどの事ではないのでここらへんで。とにかく個々のユーザーの状況に応じて参加者のカメラ映像(カメラオフ時はアイコン)が可変するという事です。特に大きな混乱はないとは思いますが、ただこうやってダイナミックにUIが可変するのってスペックの低いPCの場合は何か影響あるんですかね。ただでさえメモリ食いと言われている Microsoft Teams のデスクトップアプリ。僕は幸い自宅のPCも会社支給のPCもスペックは低くないので苦になった経験がないですが、低スペックのPCしか貸与してくれない企業も少なくはなさそうなので、気になるところです。